音楽の記事が中心のMikikiですが、作家や写真家、映像作家、漫画家、演劇関係者など関わってもらう方は多種多様。そこで、音楽関係以外の表現者のみなさんが好きな音楽は?という興味からスタートさせたのが連載〈My Favorite Songs〉です。毎回、1人の選曲者が設定したテーマと、それにもとづく3曲以上の選曲を記事化。〈あの人がこの音楽を好きだったんだ〉という発見や、音楽とほかのカルチャーのクロスオーバーを楽しんでもらえたら幸いです。第15回は、名称未設定の夢の演劇公演「Exchuseme エクスチューズミー」への出演を控える相根優貴さんが登場。 *Mikiki編集部

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選曲によせて

はじめまして。相根優貴です。さがねと読みます。

わたしが出演させていただく、名称未設定の夢「Exchuseme エクスチューズミー」には、夜型のひとりぼっちの人たちが出てきます。なので今回は、眠れない夜やおちこんでいる夜に、こっそり聴いている音楽を選ぶことにしました。

 

ビートたけし “OK!マリアンヌ”

​(1982年)

邦楽 邦楽ポップ/ロック


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わたしの初舞台となった、ナカゴー「もはや、もはやさん(再演)」の客入れ音楽の1つでした。これを聴けば、あの時の、夢のような事実の記憶がよみがえる。大丈夫大丈夫わたしにはわたしのペースがあるよと元気を引っ張り出してくれる。

 

吉澤嘉代子 “泣き虫ジュゴン”

​(2015年作『箒星図鑑』収録曲)

邦楽 邦楽ポップ/ロック


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自分で言うのはどうかとも思うけど、わたしは泣き虫なんだと思う。かっこいいものを観た時も、嬉しい時も、むかつく時も、自分の話をする時も、オリンピックをTVでちらっと見かけた時も、そこが電車であろうがわたしの涙には関係ない。そんな自分が本当にどうしようもなくめんどくさい。だけどこの曲は、泣くのをやめたいという気持ちもわかってくれたまま、その弱いままで、泣いてもばれなければいいとも言ってくれる。優しい。




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星野源 “夢の外へ”

(2013年作『Stranger』収録曲)

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だいすきですこの曲が。星野源は「いつだって世界からあぶれていた人間だったけど、好きなことをやり続けていたら、いつの間にか人が集まるようになっていた」と言っていた。自分を信じ続けることは怖いし簡単なことではないけれど、夢を見続けられる。優しく勇気をくれる。

 

嵐 “PIKA★★NCHI DOUBLE”

​(2004年作『いざッ、Now』収録曲)

邦楽 邦楽ポップ/ロック


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嵐5人が主役の「ピカ☆ンチ」というシリーズ物の映画がある。わたしはそれがなんだかすごく好きで、この曲はその主題歌だ(2の主題歌)。自分が子供のころの平成感っていうか、晴れているのにビルが多いから日陰になっている東京感っていうか……そういう雰囲気の曲。映画は品川の八潮が舞台なのだけど、映画が好きだから、デート先に悩んでいた友達へ八潮を提案したことがある。確実にデートスポットではないだろうに……。“PIKA☆NCHI”という曲もいいです(1の主題曲)。

 

銀杏BOYZ “GOD SAVE THE わーるど”

(2020年作『ねえみんな大好きだよ』収録曲)

邦楽 邦楽ポップ/ロック


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4人の女優たちが出演するMVもすごく好き。わたしの(とくべつに)大好きなファッションブランド、keisuke kandaの主宰・神田恵介さんが監督をしている。4人の女優たちに、過去の銀杏BOYZを映し出したような演出にも感動する。いつかわたしも、銀杏BOYZのジャケット写真になりたいと、真夜中なら願ってしまう。

 

INFORMATION

名称未設定の夢 新作公演「Exchuseme エクスチューズミー」

名称未設定の夢の前回公演「わたしをおこさないで」をきっかけに、それぞれにお茶をしたいと思った女性4人。せっかくならば演劇をやろうと集まった。好きなものやキュンとすること、時には蝋燭を灯しながら話し合い、加藤美菜さんが物語をまとめ、みんなで美術を作成し、稽古をしている。加藤美菜さんのオリジナル音響にも注目。スタッフや、当日お手伝いも結局呼ばず、俳優4人だけ、間も無く本番を向かえます。

■Schedule

2026年4月9日(木)19:30

2026年4月10日(金)14:30/19:30

2026年4月11日(土)14:00/19:00

2026年4月12日(日)13:00/17:00

■Access

〒116-0011

東京都荒川区西尾久2-31-1

おぐセンター2F

Google Map:https://maps.app.goo.gl/rnsfBc4YkX1SgxF68

JR山手線:田端駅より徒歩15分

JR宇都宮線/高崎線:尾久駅より徒歩9分

都営荒川線:小台駅より徒歩5分

都営バス:西尾久二丁目より徒歩3

■Ticket

予約:2,500円

当日:3,000円

当日精算/全席自由席

こちらのURLからご予約いただけます:https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?o=s82xf6k3

■お問い合わせ

meishomisetteinoyume@gmail.com

■Cast

加藤美菜/相根優貴/倉里晴/佐藤有里子

⬛︎Staff

加藤美菜:作 美術 衣装 音響 照明操作 音響操作

相根優貴:作 制作 美術 衣装 音響 照明操作 音響操作

倉里晴:作 美術制作 照明操作 音響操作

佐藤有里子:作 美術制作 照明操作 音響操作

協力:おぐセンター/森下怜

印刷:タイヨー美術印刷(株)

企画:加藤美菜/相根優貴

 

PROFILE: 相根優貴

2020年2月、コロナとは何者なのか、まだ世界が曖昧だったころ、なんとか有観客で卒業公演を迎えることができ、ENBUゼミナール演劇・俳優コースを卒業。その後、夢のナカゴーで初舞台を踏む。11月生まれのさそり座。愛犬の名前はこんぶ。ぬいぐるみやおもちゃ、水色が好き。

X:https://x.com/sagachany

Instagram:https://www.instagram.com/sagachany/

■出演作品

ナカゴー「もはや、もはやさん(再演)」

Pityman「くるぶしを濡らして」

盛夏火「熱病夢見舞い」

炊飯器でお米を炊いて炊けたら終わる演劇「夏の毛になる」

画餅「ホテル・アムール」

名称未設定の夢「Untitled( )」「わたしをおこさないで」

すぶたい旗揚げ公演「すっぱだか」

老若男女未来学園「もういい、俺は死後評価されるタイプの芸術家で」

エトエ「人々」

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