はらぺこライターの旅人間です。今回は滋賀県長浜市から、ゆる~い食レポをひとつ。取材で長浜を訪れた夜、ふらっと入った店で食べたラーメンが、思いのほか良かったのだ。どこかご当地らしさもあって、意外といったら失礼だが、想像の逆を行くうまさだった。
この店は大衆酒場 赤鬼という。中華そばの看板を掲げる居酒屋だ。

黒壁スクエアから北国街道を100メートルほど南へ歩くと、丼とお玉を手にした赤鬼の姿が見えてくる。長浜の観光エリアの入口ともいえる場所だけに、目にしたことがある人も多いのではないだろうか。
私は昔話や民話にまつわる場所を訪ねるのが好きで、こういう店を見かけると、つい気になってしまう。鬼と店に何か関係があるのかどうか、そこは深く考えてはいない。ただ、純粋に惹かれるのだ。

近くのビジネスホテルにチェックインし、部屋でひと休みしてから店へ向かうと、平日にもかかわらず、店内はほぼ満席だった。店内はレトロな雰囲気で、その様子を撮りたかったのだが、ほかの客が写り込んでしまうため、撮影は見送ることにした。なかなか味のある空間だったとだけ言っておこう。
さて、中華そばでも、と思っていたのだが、そこで気になったのが「長浜ブラック」だ。

ご当地ラーメンっぽいものがあるではないか。滋賀といえば「湖国ブラック」は知っていたが、「長浜ブラック」は初耳だった。気になって店の人に聞いてみると、「これはご当地ラーメンではないよ」とのこと。では、どんなラーメンなのか。そう尋ねると…
返ってきたのは「甘いです」と。え、甘い??
何だか、とても興味が湧いてきた。「じゃあ、それで」と頼むと、「大丈夫ですか?」と確認が入る。そんなに甘いのかと聞き返すと、「すき焼きみたいなイメージです」とのこと。むしろ、とてもおいしそうではないか。

到着したラーメンは、まさに「すき焼きラーメン」と呼びたくなる一杯だった。少し警戒しながらスープを飲んでみると、なるほど、確かに甘い。だが、しっかりコクもあって、素直においしい。
というか、私個人の感想で言えば、かなり好きな味だった。最近は家族から「ラーメンのスープは全部飲んだらダメ」と注意されているのだが、つい飲み干してしまった。
残そうと思っていても、ちびちび飲んでしまう…そんな味わいだ。

生卵をどのタイミングでつぶすかは悩ましいところだが、まずはそのままの味を楽しむのが王道だろう。とにかくクセになる旨味である。

ちなみに、誤解のないように言っておくと、私の感覚では、お店の方が言うほど甘さは気にならなかった。言われれば確かに甘い。でも、それがむしろ心地いい。
もちろん、受け止め方は人それぞれだろうが、いや、それにしても美味かったなぁ~と思う。あくまで私個人の感想である。

ありそうでいて、あまり出合わない味だった。長浜ブラックの誕生秘話も気になって店長さんに聞いてみたのだが、同社の社長の考案で、詳しいことまでは分からないそうだ。
黒壁スクエアの印象から、長浜といえば「黒」という発想になったのだろうか。もちろん本当のところは分からないが、醤油系ではなく、あえてすき焼き風で攻めたセンスは面白いと感じた。気になる方は、ぜひ一度トライしてみてほしい。
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大衆酒場 赤鬼
住所:滋賀県長浜市元浜町7−1
電話番号:0749-64-5333
営業時間:17:00~23:00
定休日:水曜日
地図(外部リンク)
<最後に>
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