
新刊を紹介する沖田教授
<
和光大学で世界の神話について研究を行っている沖田瑞穂教授=人物風土記で紹介=がこのほど、神話に登場する動物について書いた「盗む鳥、死の犬」(晶文社)を出版した。
同書では神話内に登場する鳥、イノシシ、猿、牛、犬などの動物を紹介。沖田教授によると動物が登場する神話は多く、別の地域の神話であっても同じ動物が、近い意味を持って使われていることがあるという。「例えば『冥界の番犬』など、犬が死とつながる神話は多い。野良犬が土葬の墓地をうろつくことが多いことから、各地で犬と死がリンクしたのではないか」。各地の神話を比較し、その起源や特徴を探るのが沖田教授の研究手法だ。
「神話は小説やゲームなどの題材になることが多く、興味を持つ人が増えている。そんな神話学の入口にいる人が、さらに興味を持つきっかけにしたい」。同書は全国の書店で販売中。定価1870円(税込)。
