7月のグッドウッドで発表予定
BYDの高級車ブランドであるデンツァ(騰勢、Denza)は、新型のフラッグシップスポーツカーの画像を初めて公開した。今夏、英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで正式発表の予定だ。
この画像は、長年にわたり映画『007』シリーズ初で主人公のジェームズ・ボンド役を演じてきた俳優ダニエル・クレイグとのコラボレーションの一環として公開された。昨年の上海モーターショーで披露された『Z』コンセプトをほぼ踏襲していることがわかる。
俳優ダニエル・クレイグとのコラボレーションの一環で公開された新型スポーツカー デンツァ
デンツァのラインナップの頂点に位置し、シューティングブレーク『Z9 GT』、ミニバン『D9』、SUV『B5』の上位モデルとなる見込みだ。
技術的な詳細はまだ明らかになっていないが、デンツァによると、ステア・バイ・ワイヤ、磁性流体サスペンション、そして先進技術を駆使したドライバー志向のハイテクなコックピットを採用しているという。
Z9 GTと同じトリプルモーター駆動システムを採用する可能性があり、その合計出力は950psを超えるかもしれない。「カニ歩き」や「タンクターン」など、特徴的な機能も引き継がれるだろう。
ハイテク重視のフラッグシップへ
BYDのステラ・リー副社長は以前、AUTOCAR UK編集部の取材に対し、英国への導入計画を正式に認めている。リー氏は「グッドウッドへ招待したい」と述べ、7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで新型車を展示した後、販売開始することを明らかにした。
コンセプトモデルは『Z』と命名されていたが、リー氏によれば量産バージョンの車名は「秘密」であり、異なるネーミングとなる可能性もあるという。
昨年公開されたコンセプトカー『Z』
新型車は、欧州においてデンツァのプレミアム性と走行性能を象徴する重要なフラッグシップモデルとなる。リー氏は、既存の競合ブランドに対するデンツァの優位性として、技術力に重点を置いていると強調した。
「他ブランドが新しい高級車を発売するときは、単にエンジンを強力にしたり、インテリアデザインをエモーショナルにしたりするだけで、根本的な革新はありません」
一方、Z9 GTはタンクターンやドリフト、半自動運転、0-100km/h加速2.7秒、超急速充電「フラッシュチャージ」を実現している。デンツァはこうした技術をブランドのマーケティング戦略における柱とする。
「これはテクノロジーを用いて、真の意味でエレガンスを再定義するものです」とリー氏は語った。「『本当に試乗したい』と言っていただけるようなクルマを目指します」
画像 BYDの高級ブランドが新型モデル続々投入【スポーツカーのコンセプトモデルとZ9 GTを詳しく見る】 全15枚
