孤独な不死身の怪物フランケンシュタインと、墓場から蘇った花嫁ブライドの愛と破壊の逃避行(ハネムーン)を描く『ザ・ブライド!』(4月3日公開)。このたび、主演を務めるジェシー・バックリーとクリスチャン・ベールの演技が冴える本編シーンが解禁された。
愛と破壊の逃避行(ハネムーン)が繰り広げられる[c]2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
『ジョーカー』(19)のワーナー・ブラザースと、ハリウッドを牽引する監督、豪華俳優陣がタッグを組んだ本作の舞台は、1930年代のシカゴ。自らを創造した博士の名前を借り、フランケンシュタインと名乗って生きてきた怪物は、人々に忌み嫌われ、誰とも心を通わせられない孤独に耐えきれなくなっていた。そんなフランケンシュタイン(ベール)は、高名な研究者ユーフォロニウス博士に「伴侶を創ってほしい」と依頼する。その頼みを聞き入れた博士は、墓から掘り起こした女性の遺体を彼の花嫁、ブライド(バックリー)として蘇らせる。とある事件をきっかけに2人は追われる身となる。
主演は、クロエ・ジャオ監督最新作『ハムネット』(4月10日公開)で第98回アカデミー賞主演女優賞に輝いた新星バックリーと、『ザ・ファイター』(10)で第83回アカデミー賞助演男優賞を受賞するなどアカデミー賞常連俳優であるベールだ。監督は、俳優として活躍する傍ら監督業に進出し、初監督作品『ロスト・ドーター』(21)で第94回アカデミー賞脚色賞にノミネートされるなど世界中の映画賞を賑わせたマギー・ギレンホール。
今回、そんなバックリーとベールの卓越した演技力がせつなくも確かな説得力を生む、重要な本編シーンが初解禁された。人々に忌み嫌われ、誰とも心を通わせられない孤独を抱えた怪物フランケンシュタインと、墓場から蘇った花嫁ブライドが、警察や社会から追われる身となり、逃避行(ハネムーン)へと踏みだす。2人の魂が初めて重なり合う、その至高の瞬間は必見だ。
【写真を見る】ジェシー・バックリーとクリスチャン・ベールによる魂震わす演技合戦が見もの![c]2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
夜の街に繰り出すも、とある事件から追われる身となってしまった2人。「怪物は人目を引く、野次馬が集まる。私は何度も経験してきた、恐ろしいぞ。さっさと行け」と、執拗に彼女を遠ざけようとするフランケンシュタインの警告からは、人々に忌み嫌われ、誰とも心を通わせられぬまま生きてきた怪物が抱える、圧倒的な孤独と社会からの疎外感がにじみ出ている。しかし、蘇ったばかりで記憶も居場所もないブライドは、虚無感を漂わせる瞳で、逃れられない運命を静かに受け入れる。自らを怪物と称し、100年の孤独と疎外感に耐え抜いてきた男フランケンシュタインと、かつて沈黙を強いられ殺害されながらも、蘇生を経て強烈な主体性を手に入れた女ブライドの2人が、魂の共鳴に導かれるように固く手を結び、追っ手の迫る闇のなかへと消えていく。
本映像で描かれるのは、社会の周縁に追いやられたはみ出し者たちが手を取り合い、腐った世界へ中指を突き立てる愛と破壊の逃避行の、文字通り原点となる重要な瞬間だ。世界屈指の演技派2人が交わす一言一言は重く、せつなく、観る者の胸を貫いていく。バックリーとベールだからこそ到達し得た、魂が震えるほどの濃密な対話は、物語を予測不能な深淵へと加速させていく。警察の手を逃れ、闇のなかへと消えていった2人が辿り着くのは、希望か、それとも破滅か。本編では、この解禁映像すら序章に過ぎない衝撃の展開が次々と待ち受けている。
監督、脚本を務めたマギーは脚本を書き終えた時について「『やっぱりジェシーしかいない』と感じた」と明かし、「彼女は人間の感情の全スペクトラムを抱えられる。激しさの隣に深いもろさがあり、理知的で非合理的、セクシーで時に醜い。彼女が女優として突出しているのは、そのすべての要素を作品に落とし込めるところです」と絶大な信頼を寄せる。さらに、「ジェシーとクリスチャンの間には本当に特別な絆があった。偉大な俳優とは、自らの心を差し出せる人です」と、稀代の演技派2人が生み出した化学反応へ称賛を贈っている。
ブライド役のバックリーは、「この作品は、私たち1人1人のなかにいる”怪物”を旅へと連れていってくれる物語。怪物的な部分と手を取り、愛することを学ぶ必要があることを教えてくれます。この映画は史上最も怪物的で、パンクなラブストーリーです」と、本作のテーマを独自の言葉で表現した。
伴侶を求め、ブライドと行動をともにするフランケンシュタインを演じたベールは、バックリーに対し「抑制がなく、限界を押し広げようとする姿勢に強く共感しました」と振り返る。さらに「これは、見捨てられた人々、はみ出し者たちが生きる意味を求めて天に向かって叫ぶ物語。彼らは“怪物”でありながらとても人間的で、共感し得る存在なのです」と、キャラクターたちへ寄せた熱い想いを語る。
『ザ・ブライド!』は4月3日(金)より公開[c]2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
愛と破壊の限りを尽くす逃避行の果てに、2人が辿り着く衝撃の終着点とは?加速するストーリー、予測不能な2人の運命、そして世界最高峰の才気が火花を散らす、あまりに濃密な演技合戦をぜひ映画館で目撃してほしい。
文/山崎伸子
