俳優の山田孝之、阿部進之介、『Winny』などの映画プロデュースを手掛けるand picturesの伊藤主税プロデューサーが、大型俳優オーディション『THE OPEN CALL』を発表。選ばれたキャストにはオリジナル映画の出演権が与えられ、その模様はLeminoで独占配信される。メインパートナーとして参画する山田孝之がこの挑戦に踏み切った根底には、「役作りで得られる喜びをシェアしたい」という気持ちがあるという。

(写真/中川容邦)

(写真/中川容邦)

山田 孝之(やまだ たかゆき)氏

1983年生まれ、鹿児島県出身。1999年に俳優デビュー。主な主演作に『闇金ウシジマくん』シリーズ(10~16年)、『勇者ヨシヒコ』シリーズ(11~16年)、『全裸監督』(19・21年)、映画『十一人の賊軍』(24年)など。待機作として、Netflixドラマ『国民クイズ』の主演が決定している

 実際に俳優が何をしているのかというと、業界外の方からすればほとんどの方は分からないと思うんです。答えがあるものではないですが、僕は俳優の仕事の90%は役作りだと考えています。役作りとは、文字情報から実際に人物像を作り上げるということ。一人の人間のことを深掘りしていくわけですから、ある種の道徳のようなものだとも感じていて。その素晴らしさをより多くの方に知っていただきたいという思いがありました。

 舞台の場合、稽古を重ねていくなかで役作りの正解を見つけ、完成したものを上演する。でも、映像となると役作りは一人でしかできません。現場へ行ったら監督から「全然違う」と言われることもあるし、相手の俳優さんが想像外の動きをしてくるかもしれない。そうしたとき、きちんと役を理解して自分と一体になっていれば、自然と動くことができるんです。そこで得られる喜びや楽しさは他では得られない特殊なものですし、僕はそれを多くの方に“シェアしたい”という気持ちが大きいです。

(写真/中川容邦)

(写真/中川容邦)

 その言葉通り、応募資格は2026年3月時点で中学校卒業以上となる15歳であるということのみ。性別・国籍・経験の有無、事務所所属の有無も問わないという。また、1次募集で国内外から多数の応募が寄せられたことを受け、より多くの才能に機会を開くため、2次募集の実施を発表。
3月23日から4月19日17時まで応募を受け付けている。

 山田は本プロジェクトの発表イベントで「50代、60代のスターが生まれてほしい」と発言していたが、その言葉通り、年齢の上限も設定されていない。この年齢設定については、“俳優だからこそできること”だと明かした。

 これまでいろいろなオーディション番組を見てきましたが、スターとして世に出る人材を見つけるうえでは息が長いほうがいい。各事務所が10代の若い原石を探すというのも、当然の流れだと思います。でも、僕たち俳優のなかには50歳や60歳になってから有名になる方もいます。それに、年齢を重ねるにつれて、経験してきたものが役に生きることもあるので、経験を積んできた方のほうが役作りは有利な場合もある。そうした年齢の関係なさが、俳優業の面白い部分だと感じているので、明確な年齢制限は設けませんでした。

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