成功した人々が読んでいる3冊を紹介しよう。Gabri Solera/Europa Press via Getty Images投資家がお金に関して影響を受けた本についてまとめた。ニューヨークに住む経済的に自立したあるカップルは、『Die With Zero』からインスピレーションを得たという。別の投資家は、『Work Optional』が信じられないほど過小評価されていると語った。
もしビジネスや金融の書籍を読んだことがあるのなら、そのリストには『金持ち父さん 貧乏父さん』が入っている可能性が高いだろう。
あまりに多くの投資家がロバート・キヨサキ(Robert Kiyosaki)の著書を挙げていることから、Business Insiderの記者はそのすべての評判について確かめようと読んでみた。
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しかし、今回のリストでは、ファイナンスに精通した人々が推薦する、あまり知られていない、あるいは意外な書籍に注目した。投資家が、金銭感覚や労働観、リタイアについての考えに影響を受けたという3冊を紹介しよう。
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』ビル・パーキンス
アレックス・ナサンソン(Alex Nathanson)とジョゼット・チャン(Josette Chang)は、ビル・パーキンス(Bill Perkins)の『Die With Zero 人生が豊かになりすぎる究極のルール』から得たマインドセットのおかげもあり、マンハッタンで経済的な自立を達成した。この本では読者に、ポートフォリオを際限なく成長させるよりも、意義のある人生経験を優先するよう促している。
「『ゼロで死ぬ』という考え方が好きだ。お金は使える時に使うべきだ。いつまでも貯め続ける意味はない」とナサンソンは言った。
「旅行に行きたいなら、今すぐそのお金を使うべきだ。年令を重ねると健康上の問題が増え、活動量も減るので、そんなにお金を使う機会はまずないだろう」
彼らにとって、経済的な自立はできる限り大きな資産を築くことではない。それは自分にとって大切な経験や優先事項に、意図的にお金を使うことができる柔軟性を持つことなのだ。
『Work Optional: Retire Early the Non-Penny-Pinching Way』ターニャ・ヘスター
ミケーラ・アロッカ(Michela Allocca)は、若い女性に向けてお金のアドバイスなどを行うブランドを構築し、自分が20代前半に知りたかったというコンテンツを制作している。彼女はその「Break Your Budget」を収益化して会社員の仕事を辞め、30歳までに7桁ドルのポートフォリオを作った。
アロッカは、お気に入りの一つであり、「信じられないほど過小評価されている」という金融関連の本として、ターニャ・へスター(Tanja Hester)の『Work Optional: Retire Early the Non-Penny-Pinching Way(Work Optional:節約せずに早期退職する方法)』を挙げた。
「注目を集める金融関連書籍の多くは、どれも型にはまった内容ばかり」と彼女は話した。この本が他と違うところは、経済的な自立への計画を細部まで読者に丁寧に伝えていることだ。
「考えなければならない細かな点まですべてリストアップされている」とアロッカは話した。
「家を買うときに、その計画にはどんな要素が関係するだろうか。医療保険はどう影響するか、ライフスタイルの観点で何を重視するのか、家族を持つ前に計画するなら子どもが生まれたらどんな影響を与えるのか、といったことだ」
アロッカは、子どもを持つといった人生の大きな決断が、経済的な自立にどのくらい影響を与えるかという質問をよく受けると語った。
「子どもを何人欲しいのか、どんなライフスタイルを目指しているのかといったその人の人生について知らないから、明確な答えは出せない」と彼女は話した。
「それらは計画に組み込む必要がある。この本は戦略的な方法でそれを手助けしてくれると思う」
『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』エリザベス・ギルバート
ローズ・ハン(Rose Han)にとって、早期リタイヤはかつての目標だった。
「そして32歳のとき、私はFIREを実現した。キャンピングカーで暮らし、自由を手に入れ、最初の6カ月は楽しかった」
それから1年も経たないうちに、彼女は退屈と不満を感じるようになった。ウォール街の仕事を辞めて初めて、自分がずっと間違ったものを追い求めていたことに気づいたのだ。
「問うべきは『どうすれば早期退職して、自分の人生を謳歌できるか』ではなく、『どうすれば退職したくないと思える人生を築けるか』だ」
そのマインドセットのシフトは、彼女にお金や目的について異なる考え方をもたらした。多くの人は実際には何もしたくないわけではないと彼女は言う。むしろ、意義のある仕事に時間を費やしたいのだ。
『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』で著者のエリザベス・ギルバード(Elizabeth Gilbert)は、作家活動を続けながらウェイトレスとして働いていた経験について綴っている。彼女は、創作活動が経済的なプレッシャーに悩まされないように、生活費を稼ぐための仕事をすることを選んだのだ。
彼女も同じ考え方だ。つまり、生活を支える「金のなる木」と、自分を満たしてくれる別の情熱を同時に持つことはできるし、それらは必ずしも同じである必要はないというものだ。
「仕事は情熱の金銭的な支えになる」と彼女は話した。
「週末にロックバンドのメンバーになる弁護士もいれば、夜に執筆を行うウェイトレスもいる。もし、運がいいなら、好きなことでお金を稼げるだろう」
ハンも自分にとって理想的なバランスに近いものを見つけたという。YouTube動画の制作やパーソナルファイナンスに関する執筆が好きで、それで彼女はお金を稼いでいる。だが、ダンスや料理など、収益化するつもりのない趣味も続けている。
「必ずしも一つのやり方にこだわる必要はない」と彼女は言った。
「収入や情熱など、人生全体を意識的に構築しようとすれば、引退後も満足できるような人生を築くことができる」

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