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今回のオスカーのドレスは、床まで流れるベビーピンクのガウン。赤とのコントラストが効いたオフショルダーのラップネックラインが印象的で、BAFTA賞で着たブルーベルベットのシャネルドレスと共通する物語を受け継いでいる。「クールだけれどクラシックでエレガントな雰囲気を大切にしたいんです」と彼女は言う。

1956年のアカデミー賞でグレース・ケリーが着ていたガウン。ジェシーのピンクと赤のドレスの印象的なシルエットにインスピレーションを与えた。
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ゴールドバーグのスタイリングは、タイムレスなファッションに“イットガール”的なひねりを加えることで知られている。バックリーのトレードマークであるサイドに流したボブヘアとミニマルなメイクに合わせ、アワードシーズンの最後の舞台では、自然体でありながら完璧な主演女優スタイルを完成させることが目標だった。
しかし、その半分微笑んだような表情や、即興のようでいて雄弁な受賞スピーチの裏には、初めて母親になった一年を生きる女性の姿がある。シャンパンを楽しむ束の間のひとときもあったが、同時におむつ、搾乳器、そしてスパンクスが欠かせなかった。キラーニー生まれで現在はノーフォークを拠点とする彼女は、変化する自分の体と向き合いながら、それぞれの授賞式のために装いを整えてきた。睡眠不足が影響していたとしても、彼女は不満をこぼすどころか、同じように家庭と名声の両方を抱える女性たちの存在に慰めを見出している。「心底感じていることなんですが、トイレを侮らないでください。ちゃんとおしゃべりして、ちょっと気を抜くのに最高の場所なんです」と彼女は笑う。「女友達と本音で話して、すべてを実感する瞬間を持てる場所なんです」
