「第49回日本アカデミー賞授賞式」が13日、都内で開催され、『ナイトフラワー』の森田望智が、最優秀助演女優賞を受賞。森田は「信じられない気持ちです」と驚きを語り、俳優をくじけそうになったとき、蒼井優の作品を観て俳優を続けたことを明かしていた。
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映画『ナイトフラワー』は、『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打ったヒューマンサスペンス。子供を抱える夏希は、借金取りに追われて東京へ逃げて来る。昼夜働いても食べ物に困る日々を送る彼女は、ある夜ドラッグの密売現場に遭遇し、売人になる決意を固める。彼女の前に現れた孤独を抱える格闘家の多摩恵は、ボディーガードを買って出るのだが……。森田は、北川景子演じる主人公・夏希をボディーガードとして支える格闘家の多摩恵を演じた。
最優秀賞の受賞を聞いた森田は「信じられない気持ちです」と驚きの表情を見せると「個人的なお話をさせていただきます」と切り出す。続けて森田は「大学生の頃、本当にオーディションに受からず、仕事がなく、みんなが就職活動をしていく年で。私も『そろそろ今年でお芝居は辞めたほうがいいのかな』と思っていたその年に、日本アカデミー賞で蒼井優さんが『彼女がその名を知らない鳥たち』という作品で最優秀主演女優賞を獲っていらして。その壇上で『映画って本当にいいもの、素敵なものだから、ぜひ映画界に来てください』というメッセージを発していたのを画面越しに見ていました」と当時を振り返る。
そのとき森田は「絶対に行けないけれど、行きたいな。もうちょっと頑張ってみようかな」と思ったというと「その背中を押してくださった蒼井優さんが隣にいらっしゃるのも信じられません」と蒼井が俳優を続ける大きなきっかけになったことを明かし「あのときの自分に『諦めなくてありがとう』と言ってあげたいです」と感無量な表情を浮かべていた。
さらに本作で格闘家の役を演じた際、森田は「猫パンチで眩暈がしたと最初の練習で内田英治監督が言っていたくらい、本当にできないところからスタートして。でも内田監督がずっと信じてくださって、隣で(主演の)北川景子さんが光を分けてくださいました。本当に全てのチームの皆様のおかげで、こんな素敵な景色を見させていただいたなと思っております。本当にありがとうございます」と感謝を述べると「もしどこかテレビ越しでお芝居にめげそうになっている方がいたら、少し背中を押してあげられるような、そんな日になっていたらいいなと思います」とエールを送っていた。
■優秀助演女優賞(★は最優秀賞受賞者)
・蒼井優(TOKYOタクシー)
・高畑充希(国宝)
・寺島しのぶ(国宝)
★森田望智(ナイトフラワー)
・森七菜(国宝)
