グロリア・スタイネムもまた、その華やかなイメージゆえに女性運動へのコミットメントを疑問視されてきた。しかし、その疑念は本質を見誤っているようにも思える。彼女の生涯にわたる仕事は、女性が自らの選択で行動できるのだと主張し続けることだったからだ。そして彼女自身、「自分のためである限り、服を好きでいてもいい」と語っている。

2011年のHBO制作のドキュメンタリー『Gloria: In Her Own Words』で彼女はこう述べた。「かつてのファッションは、順応し、自分自身を失うことを意味していました。けれど、今のファッションはユニークであること、そして自分自身を見つけることを意味しているのです」

グロリア・スタイネムImage may contain Gloria Steinem Face Head Person Photography Portrait Adult Accessories Buckle Belt and Furniture

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グロリア・スタイネムNEW YORK CITY  MAY 23 Gloria Steinem attends 50th Birthday Party for Gloria Steinem on May 23 1984 at the...

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「世界で一番のフェミニストでありながら、彼女はセクシーなドレスを着ているのです」と、ダイアン フォン ファステンバーグは言う。「彼女は、魅力的であることとフェミニストであることは両立できるのだと示しました。『フェミニストであるために、あえて質素な装いをする必要はない』と言ったのです」

同時に、グロリア・スタイネムは意識的または無意識的に、ファッションを自らの活動を前進させるために活用してきた。築き上げたイメージがなければ、彼女はあれほどの政治的・メディア的影響力を持つ存在へと変貌しただろうか。

「スタイネムは、ファッションを拒絶すべきだと主張するフェミニストではありません。むしろ、それを活用して政治家の注意を引き、かれらに私たちの声を聞かせることができると言っているのです」と、エイナヴ・ラビノヴィッチ・フォックスは述べている。

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