私たちは、八丈町で開催している「團伊玖磨メモリアルコンサート」に縁のある演奏家や、桐朋学園の教員らの呼びかけに学生たちが呼応し組成された、プロジェクト団体です。
プロジェクトストーリー
2025年10月、八丈島は観測史上最大規模の台風22号、23号と二回の直撃を受け、島内各地で停電、断水、土砂崩れ等ライフライン、インフラへの大きな被害に加え、突風による建物倒壊、公共施設の利用制限など、日常生活の基盤が甚大な被害に遭いました。
国、都、町に加え、各種ボランティア活動による復旧作業がは進んでいるものの、道路や家屋、地場産業施設の壊滅的な被害の爪痕は大きく、被災から4か月経った現在も復旧作業は途上にあり、島全体が被災前の日常を取り戻すにはまだ相当な時間を要する見込みです。


八丈島における独自の音楽文化といえば、古から伝わる民謡や太鼓(八丈太鼓)が代表的なものですが、昭和から現在にかけて西洋音楽との関りも盛んで、小中学校での器楽合奏や合唱による音楽教育や、高校生による吹奏楽が全国区で注目を浴びることもありました。
これは、日本の音楽史に残る著名な作曲家である團伊久磨がアトリエを構え、長年創作活動を行い、その間に團が島民との交流の場として毎年コンサートを開き、自ら一線で活躍している演奏家を八丈に招き、生の演奏を通して島民に西洋音楽(クラシック)の文化を啓蒙してきた歴史と関りがあると言われています。
今回のクラウドファンディングは、かつて團が島民のために始めた「八丈島夏の夜のコンサート」、團の没後その志を八丈町が引継ぎ開催されている現在の「團伊玖磨メモリアルコンサート」に縁のある演奏家や、桐朋学園の教員らの呼びかけに学生たちが呼応し企画されたものです。
代表者のからのメッセージ

村上 寿昭(指揮者・ピアニスト)
昨年、台風被害に見舞われた八丈島。
私は音楽家として、演奏を通して島の皆さんに少しでも力になりたい、心からそう願っています。
オペラ「夕鶴」の公演で昨年八丈島を訪れた際、島の方々は本当に温かく迎えてくださいました。
その優しさと絆は、今も私の胸に深く刻まれています。
だからこそ、再び島を訪れ、音楽の力で元気と希望を届けたい――今度は私たちが音で恩返しをしたいのです。
この想いを形にするため、コンサート開催に向けてクラウドファンディングに挑戦いたします。
八丈島の皆さまへの感謝、そして復興への応援の気持ちを一音一音に込めて奏でます。
どうかこの想いに共感していただけましたら、あたたかいご支援をお寄せください。
皆さまとともに、このコンサートを実現できましたら幸いです。
<村上寿昭プロフィール>
桐朋学園大学にて指揮を専攻。
在学中から新日本フィルハーモニー交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラにて、その後もウィーン国立歌劇場で小澤征爾氏のアシスタントを務める。ベルリン国立芸術大学に留学。文化庁海外研修者として、またローム ミュージック ファンデーションの助成を受けウィーン国立音楽大学へ留学。2004年からオーストリア・リンツ州立歌劇場に在籍、2006年からドイツ・ハノーファー州立歌劇場に転じ、数多くのオペラ、バレエを指揮。2016年小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIVにて「こうもり」を、翌年は「カルメン」を指揮(小澤征爾氏と振り分け)。2016年セイジ・オザワ松本フェスティバルにてGigコンサートを指揮。2021年サントリーホール・フレッシュ・オペラ「ラ・トラヴィアータ」を指揮。2024年8月セイジオザワ松本フェスティバルOMFオペラ「ジャンニ・スキッキ」指揮。東京藝術大学、桐朋学園大学講師。2024年に一般社団法人東京オペラNEXTを設立。代表理事・音楽監督に就任。
実行責任者より
プロジェクト概要のご説明とメッセージ

加藤 洋朗(合唱指導者)
はじめまして、加藤洋朗です。
私は桐朋学園で講師を担当し、例年八丈島では團伊玖磨メモリアルコンサートを企画を担当させていただいております。
はじめに、昨年10月の台風22号・23号で被災されたすべての皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
私が初めて八丈島を訪れたのは2007年の夏、指導していた都内の中高生の合唱団と一緒の演奏合宿でした。
高校の大教室をお借りしてのコンサートには、連日大勢の島民の方々が集まり、座席が足りず床に持参したシートをひいて聴かれる方も大勢いるほどの盛況に驚いたことが思い出されます。
皆さんとても熱心に演奏を聴いてくださり、とても楽しんでいらっしゃる様子でした。
元はそのコンサート、八丈島にアトリエを構えて創作活動を行っていた、作曲家の團伊玖磨が島の人々に生の音楽に触れてもらおうと、私財を提供して毎年開いていたコンサートが始まりだったのです。團伊久磨が他界した後も島の皆さんがその志を引継ぎ、毎年演奏家を呼び音楽を楽しむという素敵な文化がにとても魅力を感じました。また、伺う先々で島の方々の温かな歓迎や豊かな自然に触れ、私は團伊玖磨と同様に八丈島に一目惚れしてしまい、その後、毎年八丈を訪れ現在に至りました。
現在では、お世話になった方や友人知人が多い八丈島が、この度このような被害を受けたことに大変ショックを受けるとともに、島の皆さんに何か出来ることはないかと思案しました。
ちょうどその頃、前年に八丈島のメモリアルコンサートに多大なご協力をくださった桐朋学園大学の先生方から連絡があり、「昨年とてもよい経験をさせてもらった八丈島の皆さんのために、何か我々に出来る支援はありませんか?」とお声掛けを頂きました。
そのようなお心遣いが学生たちにも広がり、今回のクラウンドファンディングでの取り組みに至りました。
今回は、有志の学生約10名と数名の教員で八丈島に訪れ各所で「応援コンサート」を開催し、島民の皆さまに元気を届ける演奏を目指します。また、かつて八丈にアトリエを構え、日本の音楽史に残る名作の数々を生み出してきた作曲家・團伊玖磨を記念する、「團伊玖磨メモリアルコンサート」に賛助出演します。
演奏で八丈島の皆さんに元気を届けたい、という有志の音楽学生たちに共感してくださる皆さまに、今回クラウドファンディングという形で学生の旅費についてご支援をお願いすることにしました。皆さまの応援が、私たちの背中を押し、八丈島へ向かう大きな力になります。どうかこの取組みを、温かく見守り、応援していただけましたら幸いです。
<加藤洋朗プロフィール>
東京音楽大学で学ぶ。2003~2012 年NHK 東京児童合唱団常任指揮者を務める。2007年同合唱団と八丈島を訪れ、團伊久磨記念音楽祭に出演する。2008 年および2009 年に同合唱団の欧州演奏旅行では、各国での文化交流を成功に導く。各地に於いて合唱指導、コンクールの審査、講習会等の講師を務める。流山少年少女合唱団代表、秋田アトリオン少年少女合唱団等の育成に取り組む。2019 年東京国際合唱コンクール、2023 年全日本合唱コンクール東北大会において金賞を受賞する。C.デュトワ/N 響、佐渡裕/新日本フィル、ボローニャ歌劇場日本公演等、多くのオーケストラ、オペラ公演で合唱指揮者を務める。八丈島團伊玖磨メモリアルコンサート公演監督、ホワイトハンドコーラスNIPPON 講師、桐朋学園大学音楽学部講師。
学生からのメッセージ
私たちは、東京の桐朋学園大学で音楽を学ぶ学生です。
昨年の春ご縁があり、八丈町の町制施行70年と生前八丈島で創作活動を続けていた作曲家、團伊玖磨の生誕100年を記念する演奏会に大学のオーケストラが出演しました。
滞在中、八丈島の皆さんが島外の人を温かく迎え入れもてなしてくださる、「おじゃりやれ」の気質に触れ楽しく交流させていただきました。また、私たちの大学の所在地と同じ東京都は思えない八丈島の雄大な自然や、独自の文化に触れるなど貴重な体験は忘れ難いものになりました。八丈島での素晴らしい体験からまだ間もない昨秋、深刻な台風被害の報道を通じて八丈島の状況を知り、「今、自分たちにできることは何だろうか」と考えました。しかし、私たちの日常は音楽の専門大学で多くのことを学び、ひたすらに自己の演奏技能を研鑽することの積み重ねです。そのような私たちに出来ることは、やはり私たちが日々学び続けている音楽を通じ、被災された八丈島の人たちを応援し少しでも元気を出してもらうことだと考えました。
今回私たちは、八丈島を訪れ、この様な厳しい状況の中で生の音楽に触れる機会をなかなか持てない八丈の皆さんに演奏をお聴きいただき、一緒に演奏し、音楽で元気と笑顔をお届けしたいと考えています。ぜひ共感してくださる皆さま、ご支援をお願い申し上げます。
応援メッセージ

樋口 達哉(テノール歌手)
雄大な大自然、八丈島。
3年前に初めて訪れ、その時の島の皆さまの温かさと美味しい食べ物や焼酎に魅了されました。
昨年は2回も八丈を訪れる機会を頂き、その直後のあの台風。甚大な被害に遭われましたこと、心よりお見舞い申し上げます。
再び島の皆さまに心からの笑顔が戻ってきてほしい。
その思いが今回のクラウドファンディングに繋がりました。
ご賛同いただけます皆様に是非ともご協力をお願いしたいと思います。
一度訪れたら忘れられない八丈島。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
<樋口達哉プロフィール>
福島県出身。武蔵野音楽大学大学院修了後に渡伊。ハンガリー国立歌劇場『ラ・ボエーム』でデビュー後、ミラノ・スカラ座に出演する他、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。イタリアの太陽を想わせる声と華のある舞台姿で聴衆を魅了している日本を代表するテノール。2025年 八丈町町制施行70周年 團伊玖磨生誕100年記念 團伊玖磨メモリアルコンサート特別公演 歌劇「夕鶴」公演に出演。東京藝術大学、武蔵野音楽大学講師。二期会会員。
応援メンバー

相澤政広(フルート奏者)
東京音楽大学教授、東京交響楽団客演首席フルート奏者、2023年 八丈島團伊玖磨メモリアルコンサートに出演。

泉良平(バリトン歌手)
藤原歌劇団団員、日本オペラ協会会員。五島記念オペラ新人賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授、2025年 八丈町町制施行70周年 團伊玖磨生誕100年記念 團伊玖磨メモリアルコンサート特別公演 歌劇「夕鶴」公演に出演。

古野七央佳(ピアニスト)
現在、音楽スタッフとしてオペラ公演に関わると共に、声楽の共演ピアニストとして演奏活動を続けている。桐朋学園大学嘱託演奏員、二期会オペラ研修所ピアニスト。2025年 八丈町町制施行70周年 團伊玖磨生誕100年記念 團伊玖磨メモリアルコンサート特別公演 歌劇「夕鶴」公演音楽スタッフ。
私たちの大好きな八丈島はこんなところ!



補足事項
目標金額:60万円
目標金額の使途および実施する内容:2026年3月29日に八丈町多目的ホール おじゃれで開催される「團伊玖磨メモリアルコンサート」に賛助出演する。また島内の介護施設をはじめ公共施設を訪ね、生の音楽演奏を届け、島内の皆さんと交流をおこないます。
<資金使途>音楽学生と事務スタッフ約10名の交通費(羽田↔八丈島 航空券代)・宿泊費および滞在費(2泊3日分)・楽器運搬費
※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、自己負担するなどして、必ず予定していた規模の実施内容の通り実行致します。
※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合には、全額をご返金します。
※桐朋学園大学より、プロジェクトの実施及び名称と画像掲載を行うことについて、許諾を取得しています。
※八丈町より、プロジェクトページに使用している災害と復旧作業の画像について、掲載許諾を取得しています。
