ゴジラ×キングコングという日米を代表する怪獣2組がコラボするモンスター・ヴァース構想の一環で作られたApple TVドラマ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』
私もシーズン1を楽しみに開封した人間の1人です。
ただ、シーズン1は決して褒める点の無い駄作ではないものの手放しで絶賛できる出来でもなかったのが正直なところで…
個人的には脚本の構造に割と致命的な欠点があったと思っていて、ギャレス・エドワーズ版が内包していた「ぶっちゃけ主人公とゴジラの間のドラマが薄い」という弱点を現代パートの若者チームがそのまま引き継いでしまっていた。
そもそもモナークともゴジラともほとんど因縁が無いので、身も蓋もない言い方をすれば「ゴジラと関係ない話がずっとされてる」状態に陥っていた。
(アンナ・サワイ演じるケイトはGデーのトラウマを抱えているのだけど、それが作劇上あまり活かされていない)
要は「なぜ彼らはゴジラを追うのか?」の理由が無い。
逆にゴジラと因縁がある過去パートや現代パートのショウ(カート・ラッセル)のシーンは悪くなかった。
しかし、シーズン1完結から約3ヶ月後に『ゴジラxコング 新たなる帝国』を観た辺りで本フランチャイズとの付き合い方がようやく分かってきた。
この映画も脚本なかなか酷かった…w
今日は『悪は存在しない』と『ゴジラxコング 新たなる帝国』という上半期映画のベスト候補とワースト候補を連続で観た1日になってしまった。結論、ゴジラよりもコングよりも濱口竜介監督が怪獣だった。
— 林昌弘,Masahiro Hayashi (@masahiro884) April 26, 2024
2024年のGW初日の思い出w
その心得とは下記の2つ
要は僕がモンスター・ヴァースを平成ガメラ三部作や『シン・ゴジラ』『ゴジラ-1.0』等の延長線上に捉えていたせいでミスマッチが起きていたのだと。
そう、本作はハリウッド規模の予算で作られたモンスターパニック作品群なんだ。
元々自分は怪獣特撮映画ファンなのだからそれで十分じゃないか。
で、その心構えでシーズン2の予告編を見たらめちゃくちゃ面白そうw
というわけでシーズン1当時はやや冷めていたテンションを取り戻してシーズン2の第1話を観ました。
まぁぶっちゃけシーズン2の第1話というよりもシーズン1の第11話みたいな内容ではあったw
シーズン1最終話で取り残されたショウ(カート・ラッセル)はあっさり救出されて、その過程で恐らくはシーズン2の目玉であろう新作 怪獣をこちらの世界に呼び出してしまう。
前シーズン最終話で残された宿題を強引に片付けて仕切り直した感が凄いw
もちろんモナークのセキュリティは目も当てられないほど穴だらけ。
あんなにあっさりボートで脱出できちゃうのはヤバすぎる。
一応監禁されてたんじゃなかったのかw
そしてケイトがみんなの説得を無視して作戦を強行したことで副長官は犠牲になり事態は最悪な方向へ…w
予告編で”I did it. I pressed the button.”と言ってたの比喩じゃなくてマジだったのかw
Gデーで目の前で子供たちを犠牲にしてしまったトラウマは何処へ。
そりゃコングもあんだけ怒りますわ。
ただ、現代パートはケイコ(山本真理)が合流したことでかなり見やすくなった。
モナークという舞台設定にやっと必然性が生まれ、人生を懸けて怪獣を追ってきた人たちのドラマが遂に幕を開けた。
これはシーズン1で明確に欠けていたピース。
まぁアンナ・サワイに山本真理、平岳大という俳優陣を揃えておきながらこのクオリティの脚本でいいの?という声はあるかもしれないが…
アンナ・サワイなんて『SHOGUN 将軍』でエミー賞とゴールデングローブ賞を獲った後ですからね。
モンスターパニック映画としてはフォークリフトで倒す『エイリアン2』オマージュと思しきシーンがあったのも楽しかった。
ファンサービスといえば序盤で「プルガサリ」に言及したのは「あんたも好きねぇ」という感じw
知る人ぞ知る幻の作品
そんなわけで過度に期待しすぎずに肩の力を抜いて楽しもうと思っている『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』シーズン2
個人的にはガメラ3の渋谷破壊シークエンスを彷彿とさせる新宿のシーンが予告編にチラッと出ていたのでそれはとても楽しみ。
てか、もしかしてケイトは綾奈(前田愛)のように「わたしはゴジラを許さない。」となるべきキャラクターだったのかも?
