『LORD OF THE FLIES / 蠅の王』は「ドラマの形に押し込んだわけではない」

ジャック:むずかしさはたしかにありましたが、それ以上によろこびの方が大きかったですね。今回の企画では、本をドラマ向けに無理に形を変えるという感覚はありませんでした。むしろ原作そのものが自然にドラマのフォーマットに落ちていった。

(原作者)ウィリアム・ゴールディングの原作のセリフは本当にすばらしく、実際に多くをそのまま使用しています。全体としてはとても創造的で、よろこびに満ちたプロセスでした。

強いて挙げるなら、第3話のサイモンのエピソードはむずかしかったかもしれません。あの回はセリフ主導ではなく、よりビジュアルで語る構成にしたので。ただ、それも含めて制作は終始よろこびに満ちていました。

原作へのプレッシャーと“いま”という時代

ジャック:もちろんです。正直、制作中ずっと怖かった。この本は私の大好きな一冊で、何度も何度も読み返してきました。以前からドラマ向きだと思っていて、過去にも映像化を試みましたが実現しなかった。だから今回実現できたこと自体がよろこびでした。

Leave A Reply