ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.02.25 08:33

イタリアのスーパーカー、ランボルギーニが「ランボルギルリ」ことキム・ギルリ(22)を迎えに仁川(インチョン)国際空港に現れた。ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック(五輪)を戦い抜いた韓国代表団が24日午後、帰国した。 これに先立ち中央日報が報じていた通り、ランボルギーニの公式ディーラーであるランボルギーニ・ソウルは、この日仁川空港第2ターミナルに到着したショートトラック2冠のキム・ギルリのため、特別エスコート車両を用意した。専属ドライバーによる送迎で空港から自宅まで送り届ける「ショーファーサービス」を提供。車両は価格は3億ウォン(約3240万円)以上、最高速度は時速300キロメートルを超えるランボルギーニ最高級SUV「ウルス」だ。

キム・ギルリは「多くの方に歓迎していただき、まるで芸能人になった気分だ。自分のニックネームがこうして(自動車と)縁を結ぶことになり幸せ。早く乗ってみたい。一番食べたいものは火鍋」と笑顔で語った。キム・ギルリは赤とオレンジが映えるウルスの後部座席に座り、手を振りながら自宅へと向かった。

愛称の「ランボルギルリ」は、3~4年ほど前に城南(ソンナム)のリハビリ担当者だった理学療法士が名付けたものだ。一瞬の隙を突いて相手を突き放す圧倒的な加速力が、まるでスポーツカーのようだというのが理由だ。21日に行われた女子1500メートル決勝で、残り3周で一気にスパートをかけると、鮮やかな同時抜きを披露。スーパーカーさながらに姿勢を低くし、アクセルを踏み込むように崔珉禎(チェ・ミンジョン)をも抜き去って金メダルをさらった。

世界的なスポーツメディアESPNも「茶目っ気のあふれるニックネーム、ランボルギルリ。決勝で見せたスピードは冗談ではなかった」と表現するほど、今や世界に轟くニックネームとなった。キム・ギルリも女子1000メートルで銅メダルを獲得した後、「初めての五輪という舞台を、イタリアにふさわしい『ランボルギルリ』というニックネームで滑ることができてとてもうれしい」と語っていた。共に表彰台に上がったコートニー・サロー(カナダ)も「ランボルギルリ、その言葉、私は大好き。今日聞いた言葉の中で一番面白い。そんなニックネームがあるなんてと思ったが、非常に象徴的だと思う」と絶賛した。キム・ギルリはトラック1周(111.12メートル)を8秒4で滑る。

1963年にイタリア人のフェルッチオ・ランボルギーニが設立した同社は、強力なエンジンと爆発的なスピード、低い車体、直線的なデザインを特徴とする世界的なスーパーカーブランドだ。五輪で予期せぬ注目を浴びたグローバル自動車メーカーが、キム・ギルリのために粋な取り計らいをプレゼントした。

キム・ギルリは昨年3月、ランボルギーニの新車ローンチイベントに出席し、試乗も経験している。当時、彼女は「私のドリームカー」と語っていた。21日、イタリアのミラノ大聖堂前でキム・ギルリに取材した際、記者がオレンジ色のランボルギーニのミニカーをプレゼントすると、彼女はうれしそうに笑みを浮かべた。今大会の2カ月前、ショートトラック代表チームのチームメイトである林鐘彦(イム・ジョンオン)は「ギルリさんはニックネーム通り本当に速い。僕は免許がないのでギルリさんの車に乗せてもらって鎮川(チンチョン)選手村に行ったことがあるが、運転中もスピードを楽しんでいた」と明かしている。

高級ブランド各社もキム・ギルリとの広告契約を打診しているという。今大会で韓国は金メダル3個、銀メダル4個、銅メダル3個を獲得し、国別メダルランキングで総合13位となった。

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