Netflix映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』 より COURTESY OF NETFLIX
Netflix映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』が、第53回アニー賞(2026年)で作品賞を含む最多10部門を制覇。さらにNetflixアニメ作品全体で13部門受賞という歴史的快挙を達成した。アカデミー賞長編アニメーション賞および主題歌賞にもノミネートされており、その勢いは止まらない。
2026年アニー賞10冠制覇、圧倒的な存在感
米ロサンゼルスで開催された第53回アニー賞において、Netflix映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』はノミネートされた10部門すべてを受賞。
作品賞(Best Feature)
監督賞
脚本賞
音楽賞
編集賞
美術賞
キャラクターデザイン賞
キャラクターアニメーション賞
アニメーション効果賞
声優賞(アーデン・チョー/ルミ役)
監督はマギー・カン、クリス・アペルハンス。声優賞を受賞したアーデン・チョーに加え、キャラクターアニメーション賞を受賞した日本人アニメーター古屋隆介氏、FXチームの加藤直樹氏らも登壇した。
本作は2025年6月の配信開始後、同年下半期で4億8,160万ビュー超を記録。Netflix史上最も視聴された映画作品となり、社会現象級ヒットへと成長した。
作品概要:K-POPスター×デーモンハンター
Netflix映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』独占配信中
物語の主人公は、K-POP界のスーパースターであるルミ、ミラ、ゾーイの3人。
彼女たちは華やかなステージの裏で、正体を隠しながら悪魔と戦う“デーモン・ハンター”というもう一つの顔を持つ。音楽、アクション、友情、成長物語が融合したポップ・ミュージカル・アニメーションだ。
第83回ゴールデングローブ賞では長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞。さらに第68回グラミー賞で主題歌「Golden」が最優秀視覚メディア楽曲(Best Song Written for Visual Media)を受賞しK-POP関連楽曲として歴史的快挙を達成している。
アニー賞受賞作がアカデミー賞を制するケースは少なくない。2023年の『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』以来の流れを引き継ぐのか、注目が集まる。
Netflixアニメの躍進:『ラブ、デス&ロボット』も3冠
Netflixシリーズ『ラブ、デス&ロボット』シーズン1~4独占配信中
『ラブ、デス&ロボット』もテレビ/メディア部門で3部門受賞。キャラクターデザイン賞、美術賞、ストーリーボード賞を獲得し、ハイエンドな映像表現力を改めて証明した。
さらに、サンリオの人気キャラクターを主人公にしたNetflixシリーズ
『My Melody & Kuromi』も有力候補としてノミネート。受賞は逃したものの、世界59カ国で週間TOP10入りを果たし、グローバルな“可愛い”ブームを牽引している。
Netflixシリーズ「My Melody & Kuromi」独占配信中/(C)’26 SANRIO 著作(株)サンリオ
アカデミー賞へ王手、歴史を塗り替えるか
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』は現在、第98回アカデミー賞長編アニメーション賞および主題歌賞にノミネート中。
アニー賞最多受賞、ゴールデングローブ賞受賞、グラミー賞受賞という三冠の流れを受け、オスカー制覇の可能性も現実味を帯びている。
Netflixのアニメーション戦略は、新たな段階へと突入したといえる。
音楽×カルチャー×アニメーションを融合した本作は、単なるヒット作にとどまらず、グローバルIPの新時代を象徴する存在となりつつある。
【第53回アニー賞 受賞一覧】
■ 長編作品賞
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
(ソニー・ピクチャーズ アニメーション/Netflix)
■ 長編作品賞(インディペンデント)
『ARCO/アルコ』
(MountainA France/France 3 Cinéma)
『ARCO/アルコ』4/24(金)より公開 ©2025 Remembers / mountainA / France 3 CINEMA
■ 特別作品賞
『スヌーピー プレゼンツ:サマー・ミュージカル』
(WildBrain Studios/Apple)
■ スポンサード作品賞
『オリポップ:イエティ』
(Screen Novelties & Passion Pictures)
【テレビ/配信部門】
■ TV/メディア部門(未就学児向け)
『ワウ・リサ』第「レイニー・デイ」話
(Punkrobot)
■ TV/メディア部門(子ども向け)
『おかしなガムボールの世界』第「リライト」話
(ハンナ・バーベラ・スタジオ・ヨーロッパ)
■ TV/メディア部門(大人向け)
『コモン・サイド・エフェクツ』第「パイロット」話
(Green Street Picturesほか)
『コモン・サイド・エフェクツ(原題)』より COURTESY OF ADULT SWIM
■ TV/メディア部門(リミテッドシリーズ)
『ウィン or ルーズ』第「ホーム」話
(ピクサー・アニメーション・スタジオ)
【学生作品賞】
■ 学生映画賞
『スパローズ・ソング(小鳥の歌)』
(トビアス・エッカーリン)
【技術部門】
■ FX賞(TV/メディア)
『プレヒストリック・プラネット:氷河期』第「ビッグ・フリーズ」話
(BBCスタジオ/FX:Framestore)
■ FX賞(長編)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
(FX:ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス)
■ キャラクターアニメーション賞(TV/メディア)
『ウィン or ルーズ』
(ピクサー)
『ウィン or ルーズ』 写真:DISNEY/PIXAR
■ キャラクターアニメーション賞(長編)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
■ キャラクターアニメーション賞(実写映画)
『ヒックとドラゴン』
(ドリームワークス・アニメーション/FX:Framestore)
実写映画『ヒックとドラゴン』 写真:UNIVERSAL PICTURES
■ キャラクターアニメーション賞(ゲーム)
『サウス・オブ・ミッドナイト』
(Compulsion Games)
■ キャラクターデザイン賞(TV/メディア)
『ラブ、デス&ロボット』第「400ボーイズ」話
(Blur Studio/Netflix)
■ キャラクターデザイン賞(長編)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
■ 監督賞(TV/メディア)
『コモン・サイド・エフェクツ』第「クリフズ・エッジ」話
■ 監督賞(長編)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
■ 音楽賞(TV/メディア)
『ウィン or ルーズ』第6話「ミックスド・シグナルズ」
■ 音楽賞(長編)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
■ 美術賞(TV/メディア)
『ラブ、デス&ロボット』第「ジークが信仰を得た理由」話
■ 美術賞(長編)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
■ ストーリーボード賞(TV/メディア)
『ラブ、デス&ロボット』第「ジークが信仰を得た理由」話
■ ストーリーボード賞(長編)
『バッドガイズ2』
(ドリームワークス・アニメーション)
『バッドガイズ2』 写真:COURTESY OF DREAMWORKS ANIMATION
■ 声優賞(TV/メディア)
ダン・ミンツ(ティナ役)『ボブズ・バーガーズ』第「ドント・ウォーリー・ビー・フーピー」話
■ 声優賞(長編)
アーデン・チョー(ルミ役)『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
■ 脚本賞(TV/メディア)
『コモン・サイド・エフェクツ』第「パイロット」話
■ 脚本賞(長編)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
■ 編集賞(TV/メディア)
『コモン・サイド・エフェクツ』第「レイド」話
■ 編集賞(長編)
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
【名誉賞・特別賞】
■ ウィンザー・マッケイ賞
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
クリストファー・ミラー
フィル・ロード
クリス・サンダース
■ ジューン・フォーレイ賞
サンディ・ラビンズ
■ アブ・アイワークス賞
ワコム
■ 特別功労賞
ライトボックス・エキスポ
■ ASIFAハリウッド功労賞
ジェフリー・ニュー
ヘイリー・ミレン・ダウティット
※本記事は英語の記事をもとに抄訳・要約しました。
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