『グレイズ・アナトミー』のマーク・スローン役や『ザ・ラストシップ』のトム・チャンドラー役で知られるエリック・デイン。難病ALSと闘ってきた彼が53歳の若さで永遠の眠りについたと、米Peopleなど多くのメディアが一斉に報じている。
『グレイズ・アナトミー』エリック・デイン、ALS診断を公表
『グレイズ・アナトミー』のマーク・スローン役や『ザ・ラストシ …
ALS診断から1年足らずで…
2025年4月に神経疾患ALS(筋萎縮性側索硬化症、ルー・ゲーリッグ病)と診断されたことを明かしていたエリック。治療法のないこの病気の影響で身体がうまく動かない状況に陥りつつも、以前から出演していた『ユーフォリア/EUPHORIA』に続投したり、医療ドラマ『Brilliant Minds(原題)』にALS患者役でゲスト出演したりと俳優活動を続行。一方で、昨年9月のエミー賞授賞式などのイベントは体調不良により欠席していた。
そんなエリックが、診断から1年足らずの今月19日(木)に亡くなったことを、家族が声明で明かしている。
「悲しいことですが、エリック・デインはALSとの勇敢な闘病の末、木曜日の午後に逝去しました。彼は最期の日々を、親しい友人や献身的な妻、人生の中心であった二人の美しい娘、ビリーとジョージアに囲まれて過ごしました。ALSとの闘いの中で、エリックはこの病気に対する認知向上と研究推進の熱心な提唱者となり、同じ闘いに直面する人々のために違いを生み出そうと決意していました。彼のことは深く惜しまれるとともに、これからも愛をもって記憶され続けるでしょう。エリックはファンを心から愛しており、寄せられた愛と支援に永遠に感謝します」

1972年にサンフランシスコで生まれたエリックは、高校卒業後に俳優を志してロサンゼルスへ移住。様々なドラマに端役で出演した後、2003年から『チャームド~魔女3姉妹』で2シーズンにわたりジェイソン・ディーンを演じた。その2年後には『グレイズ・アナトミー』にシーズン2で初登場。当初はゲストだったが、好評を受けて翌シーズンからレギュラーに昇格し、計139話に参加。レギュラー降板からおよそ10年後の2021年に放送されたシーズン17第10話「生命の息吹」でも同役を再演していた。

ALS診断公表後にALS患者の支援者となり、法整備や資金調達活動に取り組んだエリックは昨年秋、米Washington Post紙に次のように述べている。
「私は自分の人生の一部の出来事について率直に語ってきました。それは、人々と共有すべきだと強く感じたからです。人からどう思われるかという意味では、別に私にとって利害はありません。私が気にするのは“どうすれば助けになれるのか? どうすれば誰かの役に立てるのか?”なのです。過度に暗く捉えないでほしいのですが、もしも自分がこの世を去るのだとしたら、誰かを助けながら去りたいのです」
難病と闘う姿が、共演者をはじめとした多くの業界人にも称賛されていたエリックの冥福を心より祈りたい。
『グレイズ・アナトミー』シーズン1~20はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)
