米FCC委員長、トーク番組への検閲否定 別の番組を調査

CBS/パラマウントがスティーブン・コルベアのレイトショーの打ち切りを発表したことを受け、ニューヨーク市のエド・サリバン劇場前で抗議する人々。2025年7月21日撮影(2026年 ロイター/Ryan Murphy)

[ワシントン 18日 ロイター] – 米連邦通信委員会(FCC)のカー委員長は18日、CBSの深夜トーク番組「レイト・ショー」が民主党の上院議員候補とのインタビュー放映を見送ったことについて、政府による検閲ではないと主張した。

また、ABCの昼間のトーク番組「ザ・ビュー」について、規則違反の可能性で調査していることを明らかにした。

カー委員長は、レイト・ショーでテキサス州選出のジェームズ・タラリコ州下院議員(民主党)へのインタビューを放送する場合、対立する民主党候補にも同等の放送時間を与えるか、テキサス州内で放送しないなど、いわゆる「イコールタイム(平等時間)規則」に従えば放送は可能だったと説明した。タラリコ氏はトランプ政権下のFCCがインタビューを「禁止」したと主張している。

共和党主導のFCCは先月、昼間や深夜のテレビのトーク番組は、対立候補に平等な放送時間を与える義務の適用外とされてきた「正当な報道番組」には当たらないとの見解を示した。数十年にわたり、トーク番組は同規則の適用外とされてきた。

レイト・ショーの司会者スティーブン・コルベア氏は、タラリコ氏とのインタビューをユーチューブに投稿し、18日午後時点で600万回超再生された。コルベア氏は「トランプ政権は、テレビでトランプ氏を批判する者の発言を封じようとしている」と批判した。

カー委員長は「検閲は全くなかった」とし「全ての放送事業者は自ら選択した番組内容について責任を負う。FCC規則に適合しているかどうかについても責任があり、違反があれば潜在的な法的責任を負う可能性がある」と強調した。

またカー委員長は、ABCのザ・ビューが以前、タラリコ氏にインタビューしたことについて、平等時間規則に違反したかどうかの執行手続きを開始したことを確認した。

一方、FCCのアンナ・ゴメス委員(民主党)は、今回の指針を批判し、FCCが放送事業者の言論の自由を侵害していると主張した。

トランプ大統領はこれまで、放送各社の報道が一方的だとしてカー委員長に対応を促してきた。

CBS側は17日、今回の判断について「他の候補者に対しても同等の放送時間を確保する必要が生じるため、法的な助言に基づき選択肢を提示した」と説明している。

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