©2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE

 登壇者:白 金監督、仲野潤一プロデューサー

 映画『ゴールド・ボーイ』(2024年)で製作総指揮をとった白 金(KING BAI)が自ら企画し監督も務めた映画『#拡散』が、2026年2月27日(金)より全国公開となる。
 また『僕がこの町で死んだことなんかあの人は知らない』(1998)でシナリオ作家協会主催・大伴昌司賞を受賞し脚光を集め、その後も『あゝ、荒野』(2017)、『正欲』(2023)、『アナログ』(2023)、NHKプレミアムドラマ「仮想儀礼」(2023)、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024)など数々の作品を手掛けている港岳彦が脚本を担当。
 ワクチン接種をした翌朝に妻を亡くした介護士・浅岡信治(成 田凌)。妻(山谷花純)の遺影を掲げ病院の前で抗議を続ける姿に興味を持つ新聞記者・福島美波(沢尻エリカ)。取材中、美波が撮った奇跡の1枚の写真によって、信治は“反ワクチンの象徴”に祭り上げられていく。コロナ禍を乗り越えてもなお、真偽不明な怪情報やフェイク・ニュースが世に溢れ、ネット上で拡散され、真実が覆い隠される時代。現代社会のカオスな実像を空恐ろしくなるほどのリアリティと圧巻のエネルギーで痛烈に描き切った、衝撃の社会派ドラマ。

 アメリカ合衆国のカリフォルニア州サンタバーバラにて、2026年2月4日(木)〜2026年2月14日(日)に開催された「第41回サンタバーバラ国際映画祭」のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門にて、映画『#拡散』が出品された。1986年創設された本映画祭は、ハリウッドに近い立地を活かし、アカデミー賞®シーズン直前に開催される“賞レース重要拠点”のひとつとして知られている。そんなハリウッド業界関係者や主要メディアが集結する同映画祭においてUSプレミア上映を果たし、また白 金監督が舞台挨拶を行なえたことで、北米市場に向けた本格的な一歩を刻んだ。

 上映後、白 金監督と仲野プロデューサーが登壇し、観客とのQ&Aセッションを開催した。平日午前にもかかわらず多くの観客が詰めかけ、会場は熱気に包まれた。

 サンタバーバラ国際映画祭プログラムディレクター、Claudia Puig氏は本作を「感情的に強く引き込まれる作品。ときにブラック・ユーモアも感じさせ、興味深い物語と力強いキャストが印象的だった。とりわけCOVID初期に私たちが共有したトラウマや疎外感を鋭く描いたその視点は、観る者の間に多くの議論を呼ぶことだろう」と作品を高く評価。

 質疑応答では、「自分の周りのことや、あのコロナの時代を思い出して、映画を観た後に泣いてしまった」という観客の感想に、「ありがとうございます。政府もマスメディアも矛盾の情報を出し、SNSでは過激な情報が現在進行形で飛び交っている。だからこそこのような作品を作らなければならないと思った」と白監督は企画立ち当時の思いを語った。

 またロケ地に富山県を選んだ理由を聞かれ、制作プロデュ―サーの仲野は、「美しくも雄大な連峰に囲まれた街が、この題材に非常にあっているとシナハンで感じたからです。ある意味閉鎖的なコミュニティであることもこの題材にとって重要な点と監督と話し考えました。こちらは富山という日本の地方の田舎町で撮影したのですが、ご覧の通り風景も美しいです。食事も魚も日本酒もビールも美味しい土地は撮影クルーにも最高でした」と答え、会場の笑いを誘った。

 また主演の成田 凌の演技を称賛されると、「主役の成田 凌さんは120%を出してくれた。この映画に対して非常に力を注いでくれました」と白監督も大絶賛。

 そして映像美が高く評価されている本作らしく、「カメラが定点であったり、色味が独特だった。これは意図的か?」という撮影方法に関する質問が寄せられると、「通常シーンとシーンの間でブラックアウトしたりしますが、シーンを割ることではなく、心境を繋げるために実験的に行なった」と白監督より撮影方法を説明。

 また最後に、観客より「皆が忘れたいような題材で作品を作った理由と、誰も見たく無いのではという心配はなかったのか?」という質問が飛び出し、白監督は、「21世紀上半期の一番の出来事であり誰もが忘れたい話題で、他の映画作家はこの話題を避けるとしても、これは作るべきものと考えた。100年後やこの後の子孫がどうこの時代を見るかについて良いディテールになると考えた」と信念を明かした。

 また、「嘘と噂の拡散」という現代的なテーマや作品に込めたメッセージについて質問が上がるなど、観客の作品への関心の高さがうかがえるティーチインとなった。Q&A終了後もロビーでは質問が相次ぎ、監督とプロデューサーを囲む小さな輪が自然とできる場面も。作品が観客一人ひとりに強い余韻を残したことを感じさせる、充実した上映となった。

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初監督ながら、世界の大舞台に立った白金監督よりコメント到着

 スマホで作品を見る時代に、映画館に多くの方が集まることに希望とエネルギーをサンタバーバラ国際映画祭から貰いました。
 プログラムディレクターやレッドカーペットでの記者、観客の好反応を得てコロナ禍の時代を改めて振り返るべきだと思いました。改めて今作れた事嬉しく思いました。
 アメリカ国内でも製作に躊躇される題材を日本のプロダクションで作れたことは日本の制作チームとして意義があると思います。
 これからも劇場映画を作り続けようと思います。

【第41回Santa Barbara International Film Festivalコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門】について

 世界各地域の現代映画を紹介するセクションで、国際的な視点から優れた作品群を選出・上映するプログラム。アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカなど多様な文化・語圏の長編映画を取り上げ、インディペンデント性と国際性の高い作品がラインナップされる。この部門は、グローバルな映画文化の“今”を反映し、米国の映画業界や観客に海外映画を広く紹介する意図を持っている。映画祭全体の多様性と国際性を象徴する重要なカテゴリーである。

公開表記

 配給:株式会社ブシロードムーブ
 2026年2月27日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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