
朝ドラとは違う顔を見せているハ・ヨンス
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2024年度前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で主人公の学友でおしとやかな留学生“ヒャンちゃん”役を演じて脚光を浴びた女優のハ・ヨンス(35)が全く違う顔を見せ、お茶の間を驚かせている。TBSドラマ「DREAM STAGE」(金曜後10・00)で韓国芸能事務所のエネルギッシュな社長を好演中だ。「朝ドラとまるで別人」との声が相次ぐことに、表現力に手応えを得ており、本紙取材に「うれしいです」と笑顔を見せた。
母国・韓国でモデルや女優として活躍していたが、30歳を過ぎて「今のままじゃダメかも」と自身の幅を広げることを考え始め、日韓合同作品や邦画に魅了されていたこともあり、22年から日本で活動を開始。日本での初出演作となった「虎に翼」で鮮烈な印象を残したが、「クランクインして最初のせりふ“また明日”が緊張でうまく言えなかったんです」と、慣れない環境での苦労もあった。
その経験を「DREAM…」の劇中で事務所に所属する多国籍7人組「NAZE」に重ね合わせる。劇中同様、NAZEは現実でもデビューという夢を目指し奮闘中。「皆が芝居未経験で日本語勉強中のメンバーもいる。その中でいきなりドラマ出演は絶対大変」と思いやる。同時に、どんどん成長していく姿に「昔の自分を思い出して胸がキュっとなる。もうお母さんの気持ち」と柔和な表情を浮かべた。
NAZEに刺激を受けながら、自身も夢を追っている。「もっと日本語ペラペラになって日本人役をやりたい」。取材中、よどみない受け答えだったが、「まだまだです。日本語はやればやるほど難しい!」と苦笑い。「“2位じゃダメなんですか”とか…」と、流行りとなった言葉などの意味合いを理解することには一苦労しているようだ。だが、分からないことは徹底的に調べたり、人に教えてもらうことでまい進している。
「将来は英語圏、欧州圏にも進出したい」とさらなる大きな目標も掲げた。まさにドラマの世界観さながら、夢へのステージを駆け上がっている。(山内 健司)
○…「虎に翼」のヒャンちゃんと「DREAM STAGE」の社長、二つの役を「正反対なところがある」と考えている。「ヒャンちゃんはちょっと内向的、社長は明るくて少し激しめ(笑い)」。自身の性格はヒャンちゃんに近いといい、その点で社長役には難しさを感じている。だが、「現場で皆さんと積極的に会話しながら気持ちを高めて撮影に臨んでいます」と、役作りに真摯(しんし)に向き合っている。
◇ハ・ヨンス 1990年10月10日生まれ、韓国・釜山出身の35歳。2013年に韓国でデビュー。18年に日本のドラマ「リッチマン、プアウーマン」(フジテレビ)の韓国リメーク版「リッチマン」で主演。趣味は油絵。1メートル60。
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