© 2026テレビショッピングの女王『青池春香の事件チャンネル』製作委員会

【登壇者】W主演:名取裕子&友近、共演:水野真紀、東ちづる、中山 忍、白川 士監督

 映画『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』初日舞台挨拶が2月6日(金)、東京・シアタス調布で行われ、W主演の名取裕子、友近、共演の水野真紀、東ちづる、中山忍、メガホンをとった白川士監督が登壇した。

 本作は、隆盛を極めたサスペンス・ドラマの新たな可能性をテレビ放送ではなく映画館という舞台で届ける企画『2時間サスペンス THE MOVIEシリーズ』の第1弾で、テレビショッピングで歴代最高売上を誇るレジェンド・ナビゲーターにしてカリスマ・バイヤーの青池春香(名取)と、紹介する商品が飛ぶように売れてしまう実演販売の女王・長野吉江(友近)が、生放送の売り上げ対決中に殺人事件に巻き込まれ、ライバルとして対立していた2人が真相究明という共通の目的のもと、お互いの知恵と洞察力を駆使して事件の真相に迫っていくさまを描く。

 これから本作を鑑賞する観客の前に登場した名取は「この日を迎えられてとてもうれしく思っています。皆さんに楽しんでもらえることが何よりうれしいです」と喜び、友近は「2時間サスペンスが映画化ということで、今までなかったんだという驚きもありました。テレビショッピング中に事件が起こるなんて、もうおかしな話で(笑)、ニヤニヤしながら観ていただいたり、感心していただいたり、シリアスな部分もあるので、いろんな感情が発動すると思いますが、最後まで楽しんで観ていただければと思います」と挨拶。

 クッキング・スクール・オーナーでレストラン・チェーン会社オーナーの橘花靖幸(国広富之)の先妻・早見惠理子役を演じた水野は「お顔触れを拝見しますと、おそらく皆さん2時間ドラマを楽しんでこられた世代の方が多いのではないかと感じております。火サス(火曜サスペンス)とか、金曜エンタテイメントとか、土曜ワイドなどいろいろありましたよね。“この雰囲気はあの枠だな”とか、ご自身なりにツッコミを入れながら観ていただけると、より鑑賞が楽しいのではないかと思っております。お楽しみください」とアピール。

 橘花靖幸に長年仕える家政婦・土屋明子を演じた東は「なかなかツッコミどころ満載でございます。特に名取さんと友近のシーンが……(笑)。ハードルを上げるわけではありませんが、“真犯人は誰かな?”というところで、みんなが謎めいた感じなんですよね。そのあたりを楽しんでください。これだけの女優5人が集まると“現場はどうなるんだろう、怖いんじゃないか”と思われるかもしれませんが、私たちは少女たちのように和気あいあいと撮影現場を過ごしました。でもストーリーはドロドロしていますので、お楽しみください」とにっこり。

 橘花靖幸の後妻・橘花沙織役を演じた中山は「これまで300本ほどサスペンスに出演させていただいてきて、主に犯人役なんですけど(笑)、それが映画になるということで、育てていただいたサスペンス・ドラマに恩返しができたような気がしますし、新しい一歩を踏み出す時に参加できたこと、とてもうれしく思っています」と目を輝かせる。

 白川監督は「やっと初日を迎えました、ありがとうございます。皆さんも観ていただいた通りの華やかな実力者揃いの女優さんたちの熱い戦い、芝居のぶつかり合いをぜひ楽しみにしていてください」と言葉に力を込めた。

 改めて、本作が公開された心境を尋ねられると、名取は「この話を持ってきてくれたのが、私が出演した『早乙女千春の添乗報告書』という2時間ドラマを企画して作ってくれたプロデューサーと当時のスタッフだったんです。それからもう20年以上経って、その時ぺーぺーだった入りたての坊やが、立派なプロデューサーになってこの企画を立てて持ってきてくれました(笑)。それがすごくうれしかったです」と目を細め、「『友近さんが出てくれるんだったらやってもいいよ』と言ったら、すぐに友近さんのところへ行ってお話をしてくださって、こういう形で実現できて、みんなの力で大好きな2時間ドラマを映画として楽しんでもらえるようになったことは、最高の親孝行をしてもらったような気持ちです」とうれしそうに話した。

 同じ質問に、友近は「昔から2時間サスペンスが好きで、自分でYouTubeを作っちゃったくらいですし、名取さんの作品もよく見ていたので、その中に私も入れるんだと感激しました。“『吉原炎上』の名取さんと私は一緒にいるんだ!”と思って感激でしたね」と吐露し、「テレビショッピングの女王と実演販売の女王という役柄も面白いですし、現場も楽しかったです。映画も楽しんでいただけるんじゃないかと思っています」と仕上がりに自信をのぞかせた。

 また、自身の役を演じる上で意識した点を聞かれた水野は「やはり2時間ドラマはツッコミどころを作らなくてはいけないということで、監督と衣装について話し合いまして、監督案と、私も“料理といえばこの方は外せないんじゃないか”という方を象徴するようなエプロンをつけたいということで、エプロンは自前で用意しました」と告白し、「最近は手作りサイトというのがあるんですね。ネットで探してもいいものがなかったので、そこで検索したらいいものが出てきたので、2色用意して、紺色のほうを採用していただきました」と打ち明けた。

 東は「着物も着ないで、走ることもなく、私が推理することもなく、謎に佇むという役で、私、笑顔がないんですよ。芸能生活40年でまったく笑わなかった作品は初めてでしたが、その分、皆さんがイキイキとされています」と笑顔で語り、中山は「沙織さんは野心がある女性だったので、ほしいものは取りに行くという感じを演じるのが楽しかったです」とにっこり。初めて犯人役をやったのが『早乙女千春の添乗報告書2 青森湯けむりツアー殺人事件』だったそうで「どうしていいか分からない時に名取さんが優しくアドバイスしてくださって、最後に罪を悔いる時に名取さんが『つらかったわね』と寄り添ってくださって、自然と涙が出て、全部名取さんのおかげでした」と名取との縁をしみじみと語った。

 さらに、2時間サスペンスではお約束の“崖”シーンも登場するそうで、同シーンの思い出を聞かれた名取は「撮影が6月だったんですけど、すごく暑い日で、崖だから日陰もないし、休むところもなかったんですけど、私はそういう(過酷な)状況を見ると燃えるんです。“ここで何を食べたら美味しいかな?”と考えるのがすごく楽しくて、暑い時はキュウリだな、トマトだなって考えて、現場に持って行ってスタッフさんにお弁当の時に食べていただいたりしました」と振り返り、名取から「崖の専門家」と紹介された友近は「『崖』というタイトルの配信もやらせていただいていますが(笑)、きれいな崖でしたね。足元は岩ではなく土だったんですけど“そんなに危なくないんだな”と思ったり、崖のシーンは皆さんのお芝居をじっくり見られる時間が多かったので、私にとってはいい時間でした」と声を弾ませた。

 加えて、名取は試写を見た際に“私なんでこんなことしちゃったの?”と思ったそうで「友近さんといると楽しくて、自分でもびっくりしてしまうことをしてしまいました」と照れ笑いを浮かべると、友近は「すごくお茶目でした。普段もお茶目な方なので、そのまま出る部分もあるのかなと思ったくらい、すごく楽しいシーンがあります」とアピールした。

 最後に、締めのコメントを求められると、白川監督は「今日からオリンピックも始まりました。熱い闘いでしょうが、この映画の現場も熱かったです。女優さんたちの熱いバトルをぜひご覧ください」とPRし、中山は「私が演じた沙織さんは“聖女”なのか“悪女”なのか、ぜひ最後まで謎解きしながら楽しんでください」とコメント。

 東は「ぜひ感想をSNSで拡散してください。今はこれが一番効くんです。ぜひXのトピックスに入ったらいいなと思います。ただし、感想は褒めるのみでお願いします(笑)」とお願いし、水野は「2時間ドラマって、主婦にとっても家事が終わったあとの一服タイムのようなところがあったと思うんですね。その気軽さもよかったと思うんですけど、その世代の皆さまは“今日行く”とか“今日用がある”ということが大事と言われていますよね。なので、映画館に足を運ぶ、そういった体を動かすことも大事だと思うので、『映画が楽しかったから行ってみたら』という働きかけを周りの方々にしていただけたらと思いますし、懐かしむことは私たち世代のレジャーの1つだと思っているので、2時間ドラマの女優さんや俳優さんのことを思い出して、懐かしんでいただくのもいいんじゃないかなと思います。今日は楽しんでください」とおすすめした。

 そして、友近は「2時間サスペンスのいいところが詰まっていると思います。最新作なんですけど、どこか懐かしい気持ちになれると思います。今日来ていただいた方は、これまでも2時間サスペンスを見てきた方が多いんじゃないかなと思うんですけど、2時間サスペンス=昭和みたいなイメージがあって、(客席を見渡して)今日も昭和の香りが漂っていますが(笑)、それがいいんです。でも、この機会に全世代の方に楽しんでいただきたいです」と期待を寄せ、名取は「SNSでも『2時間ドラマをまたやってください』という声を多く聞きます。『2時間サスペンス THE MOVIEシリーズ』で2時間ドラマの火を消さずに繋いでいけるように、そしていくつになっても楽しめるものをお届けしていきたいと思っておりますので、楽しんでいただけたら、皆さんに広めていただけたらと思います。この第2弾も作れることを夢見ておりますので、応援していただけたらと思います」とメッセージを送った。

<2時間サスペンス THE MOVIEシリーズとは>
 昭和から平成にかけて、民放各局には必ずと言ってよいほど存在していた2時間サスペンス・ドラマ枠。最盛期には、各局あわせて年間に200本近くの新作が制作・放送され、日本のテレビ・ドラマ文化を象徴するジャンルとして多くの視聴者を魅了した。しかし令和の時代に入り、地上波各局でレギュラーのサスペンス・ドラマ枠は姿を消し、現在では不定期に放送されるぐらいとなっている。

公開表記

 配給:イオンエンターテイメント ホリプロ
 池袋HUMAXシネマズ、全国イオンシネマでロードショー中

 (オフィシャル素材提供)

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