アタッチメント(ATTACHMENT)の2026-27年秋冬コレクションが発表された。テーマは「ラスティング(Lasting)」。

時間の経過と共に… アタッチメント 2026-27年秋冬コレクション - 時間の経過と変化を受け入れて|写真3

“永続的な・長続きする”という意味の「ラスティング」と題したアタッチメントの2026年秋冬シーズン。デザイナーの榎本光希は、より長く衣服を着るための耐久性という側面に加え、時間と共に深まる人と物との関係性にもフォーカス。「いかに愛着のある衣服を手元に置き続けることができるか」という、時間の経過を受け入れるための問いを形にしていった。

アタッチメント 2026-27年秋冬コレクション - 時間の経過と変化を受け入れて|写真6

カラーパレットは、「ラスティング」という単語に関連するように、静かに周囲に息づく苔や錆にインスパイア。赤みがかったラスティブラウンやモスグリーン、サンドに、シックなチャコールグレーやブラック、インディゴブルーといった色彩で構成されている。

彫刻家リチャード・セラの作品着想のうねるようなシルエット アタッチメント 2026-27年秋冬コレクション - 時間の経過と変化を受け入れて|写真28

アメリカの彫刻家リチャード・セラによる、螺旋を描き、大きく湾曲した巨大なコールテン鋼の作品にも着想を得ている。赤錆のような、独特の風合いを持つ作品は、今季榎本が追求するコンセプトともリンクする。特に首周りの装飾やレイヤードスタイルに反映されており、サイドジップ仕様のタートルネック、カシミアのネックウォーマー、コートやジャケットの襟などが、大きく流れるようなうねりを見せる。

シルバーの装飾でアクセントを アタッチメント 2026-27年秋冬コレクション - 時間の経過と変化を受け入れて|写真7

今シーズンは、シルバーのアクセントを多用しているのも印象的。強度が高く、美しい輝きが持続するシルバー925のリングやピンの装飾、ボタン、ベルトなどを随所に取り入れた。その服と長い時間を過ごすと共に、シルバー925の経年変化がもたらす異なる表情を楽しむことができる。

素材へのこだわり、新ラインの誕生へ アタッチメント 2026-27年秋冬コレクション - 時間の経過と変化を受け入れて|写真39

素材へのこだわりにも言及したい。ウールカシミヤのバルマカンコート、内モンゴル産のカシミヤ100%のシャギーニットプルオーバー、ナイロンタフタをダウンごと製品染めしたフーデッドダウンジャケットといったふうに、耐久性にも優れた素材を採用している。

同時に、素材・製法・仕立て・シルエットなどに重点を置く新ライン「スティル アタッチメント(STILL ATTACHMENT)」がデビュー。アタッチメントのシンプルでクリーンな服作りのコンセプトは継承しつつ、最高級の素材にこだわり、独自の感性でブランドの哲学を更新していく。

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