
俳優デビューする井川慶さん
プロ野球・阪神タイガースや米メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースなどで投手として活躍した井川慶さん(46)が、松大航也(26)の主演映画「真昼の蜘蛛隠れ」(井坂優介監督)で俳優デビューすることが30日、分かった。「家族」「絆」をテーマにした〝密室オカルトミステリー劇〟で、井川さんは主人公の近所に住む本人役で登場する。今作は今年の劇場公開を目指し、31日にクラウドファンディングを開始する。
妹から両親失踪の連絡を受けた主人公・遠間木健(松大)が、東京都内から茨城の実家に戻り何が起きたのかを探るうちに、家族の真実などに向き合うことになる。兄妹、名探偵、美人霊媒師、幽霊少女によって展開される〝怖い〟〝笑える〟だけでなく〝泣ける〟ジャンル横断型の物語。
ほかに健の妹・真昼役の渚のん、両親の失踪事件を追う名探偵・雨宮宗助役の三宅亮輔、霊媒師・不死川有寿役の早見紗英、深夜に現れる幽霊・草壁小夜子役で大平采佳が出演。
井川さんは井坂監督と同じ茨城県出身で、以前から交流があったという。監督が「より話題性のあるキャスティングができなか」と考えダメ元でオファーしたところ、井川さんが快諾。撮影当初は、慣れない演技に戸惑い、セリフに苦戦する場面もあったが、ボイスレコーダーに自主練習の音声を録音するなど特訓を重ねた。音声を聞いた井坂監督は「本当に真面目な方だな」と驚くと同時に、井川さんが自宅で1人でセリフを練習している姿を想像し、とてもほほえましい気持ちになったという。特訓のかいもあって、本番の撮影は非常にスムーズに進んだ。
井川さんは「映画への出演は初めての経験で、正直とても緊張しました。野球とはまったく違う世界でしたが、一つひとつのセリフを必死に覚えて、家でも何度も声に出して練習しました」と振り返った。「真剣に向き合った時間が画面に少しでも残っていればうれしいです。普段とは違う自分を、ぜひ映画館で見ていただけたらと思います」とアピールしている。
