
1月より放送中の法廷ヒューマンドラマ「テミスの不確かな法廷」で主演を務めている松山ケンイチ。昨年12月に公開された福田雄一監督の映画「新解釈・幕末伝」にも土方歳三役で出演するなど、俳優として第一線で活躍し続けている。
“カメレオン俳優”と評されることもある松山は、演じる役によって雰囲気をガラリと変え、変貌自在な演技を見せることでもおなじみ。ブレイクのきっかけとなった映画「DEATH NOTE デスノート」(2006年)では、藤原竜也演じる夜神月のライバル・L役に抜てきされ、漫画から飛び出してきたような憑依型の演技が話題になった。その2年後には音楽ギャグ漫画「デトロイト・メタル・シティ」の実写版で主演し、おしゃれポップスがやりたかったのに期せずして悪魔系デスメタルバンドの”ヨハネ・クラウザーII世”としてブレイクしてしまう主人公になりきった。そうかと思えば、2012年の大河ドラマ「平清盛」では武士として初めて太政大臣に就任した清盛をエネルギッシュに演じきり、その後も医者役やボクサー役など、その守備範囲の広さは誰もが知るところ。近年では2025年に放送された広瀬すず主演ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」でクセ者の弁護士を演じるなど、キャリアを重ね、演技にも深みが増している。
そんな松山が染谷将太とW主演を務めたのが、中村光のヒット漫画を実写化した「聖☆おにいさん」だ。2018年に配信ドラマからスタートした後、シリーズ化され、「第III紀」はNHKで放送。世紀末を無事に超えた神の子イエス(松山)と目覚めた人ブッダ(染谷)が、東京・立川にある6畳1間のアパートでシェアルームしながら下界でのバカンスを楽しむという、シュールでぶっ飛んだ設定。実写版もたちまち人気となり、漫画のキャラクターイメージを裏切らない松山と染谷の阿吽の呼吸が話題になった。
そして、ドラマの監督・脚本を手掛けた福田雄一の指揮のもと、豪華俳優陣を迎えて映画化されたのが2024年公開の「聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団」だ。原作は本作のために中村光が書き上げた壮大な長編シリーズ「スクリーンへの長い途(みち)」。賀来賢人、岩田剛典、白石麻衣、勝地涼、佐藤二朗、窪田正孝、山本美月、桜井日奈子、中田青渚、仲野太賀、神木隆之介、藤原竜也らが参戦した本作でも、松山の演技は冴えまくっている。
■松山演じるイエスと、染谷演じるブッダが巻き込まれる大波乱の展開…!
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