
新アリーナのルーフトップ・パークのイメージ図(DeNA提供)
IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)などが京急川崎駅前に計画している新たなアリーナ(多目的屋内施設)について、同社は29日、2030年10月に開業すると発表した。行政と連携し、JR川崎駅北口から多摩川河川敷に至る地域を「アリーナシティ」として一体整備。「カワサキ2050モデル」として、環境負荷の低い街を目指す。
アリーナには多摩川の流れを一望できる屋上公園「ルーフトップ・パーク」を設け、そのネーミングライツ(命名権)を食品大手の味の素が有償で取得する。 また、施設で用いる電力の一部を三菱化工機が供給する水素によって賄う。
建設から将来の解体に至るまでの二酸化炭素の排出量をマイナス化する工法を採用。アリーナシティの街区全体で、環境に配慮した建築を評価する世界的な認証「LEED(リード)」取得を目指す。
パートナーシップ締結の発表会が同日、川崎市幸区であり、3社の代表が参加。DeNA岡村信悟社長は「単なる箱物で終わらせず、新たなエンタメや価値を世界へ発信できる場所に」と意気込んだ。
新アリーナは、バスケットボールBリーグ1部(B1)川崎ブレイブサンダースの新拠点となる。自動車学校跡地などを活用し、1万人以上の収容を見込む。当初は28年10月の開業を目指していたが、建設資材の高騰や人手不足から計画を見直した。(吉田拓海)
