鬼才マルチェロ・ガンディー二(1938年8月16日ー~2024年3月13日)がベルトーネ独立後、最初に手掛けたのが第4世代のマセラティ・クアトロポルテでした。タイムラインは1994年~2001年。

ランボルギーニ・ミウラ(氏の処女作)やカウンタック、ランチア・ストアトスHFなど同氏がデザインした名車は数多いものの、ウエッジシェイプを基調としたフォルムは美しく、また、エンジンやサスペンションなど無駄なく機能的に収めた手腕は流石といわざるを得ません。単なるお絵かきで終わらないところがキモ。

ボディサイズは全長4550×全幅1810×全高1380㎜でホイールベースが2650mm。イマドキのラグジュアリーセダンと比較すれば、あるいは第5世代のクアトロポルテと比較すれば小さく感じますが、実際車内に収まってみると大人4名乗車で十分に快適で心地いい空間が広がります。

パワーユニットは2.8LのV6ツインターボと、後期型では3.2LのV8ツインターボが加わります(欧州仕様には2.0LのV6もあり)。V型エンジンのバンク角はいずれも90度。最高出力はV6で285ps、V8で336ps(いずれもDIN)を発生。日本導入モデルのトランスミッションはATが主流であり、応じて流通物件もATとなりますが、ゴク稀にMT搭載車に出会うことも。

90年代のマセラティは財政面でぜい弱なところもあり、様々なサプライヤーから部品を調達。取材でお邪魔したマセラティ・スペシャリストのマイクロ・デポさんでも「細かくいうと6段階くらいあり、単純に前期・中期・後期といった枠組みに収まりません(笑)」といいます。ちなみに同店は2026年1月20日に創業29周年を迎え、ますますマセ乗りの聖地と化しています。

伝統と格式はフェラーリ以上。ドレスコードがブラックタイならマセラティ一択です。そんな文化的背景もイタ車乗りのタシナミのひとつ。わかる人だけ乗ってください。ではまた!

Text:Seiichi Norishige

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7件のコメント

  1. Ahhh we used to have exactly the same Lancia Prisma. Still remember the night my father brought it home.

  2. 1世代前の車種ですが25年前のカーマガジンのビトゥルボ特集で
    マイクロデポさんの取材記事で今でも大好きな一文
    「ヒューズボックス自体の樹脂の素材が間違ってて、構造が駄目で、ついている
    位置も悪いという三拍子そろったシロモノです。おまけに新品を取り寄せても
    2個のうち1つが不良です等々」当時見返すたびに爆笑したものです

    でもそれが言えるのも散々整備で苦労されて研究してノウハウを身につけたからこそなんでしょうね。

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