ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)は、2026-27年秋冬コレクションをイタリア・ミラノにて発表した。
自然を冒険し、溶け込んでいく
ブルネロ クチネリの2026-27年秋冬シーズンは、古代ギリシアの哲学者アリストテレスの原理「ARS IMITATUR NATURAM(芸術は自然を模倣する)」をキーワードに、自然の中に溶け込み、その中を冒険するような光景をイメージ。自然との調和、森羅万象との共生を訴え、“スポーツシックラグジュアリー”を掲げるブルネロ クチネリらしさはそのままに、アウトドアウェアの機能性の高さやミリタリーなテイストを、エレガントなテーラードに織り交ぜていく。
エレガントなテーラードとアウトドア要素の融合は、スタイリングによく立ち現れている。メタルボタンがアクセントのシングル・ダブルブレストジャケットに、カーゴパンツ風に仕立てたテーパードパンツなどを合わせたルックがその好例だ。
自然と溶け合う柔らかな素材使い
自然の中に溶け込むように、素材はいずれも薄くて柔らかいのが特徴。ウールやカシミヤ、フランネル、コーデュロイなど温かみのある素材を使いつつ、2026年春夏メンズコレクションと同様の柔らかな表情を演出している。中でも今季のキールックとして位置づけられているのが、一見デニムのように見えるセットアップ。ベルベットを採用し、デニムのようなカジュアル感を出しつつも、エレガントな佇まいを見せている。
古着やアウトドア要素を盛り込んで
ジャケットはもちろん、トレンチコートといったアウター類に、古着やアウトドア要素を採用しているのもポイント。オイル加工を施したワークジャケット、サインクリング時を想定してポケットを斜めに配したモーターサイクルトレンチコートなど、ラギッドなムードを漂わせている。
コーディネートを仕上げる足元も、ヴィンテージ感溢れる雰囲気。既に誰かが履いた形跡をわずかなシワで表現したレザーシューズ、“アタリ”を出して経年変化を感じさせるスエード素材のシューズなどが揃う。
「旅に出て新たな知識を」
毎シーズン提案しているメッセージTシャツにも注目。今季は、芸術・芸能の神といわれるギリシア神話のアポロンをピックアップ。アポロンのイラストと共に、ラテン語で「旅に出たら新たな知識を得られる」という教示を添えている。冒険するように外に飛び出して、自身の成長を願いたくなるようなコレクションとなった。




