ヴィンテージはここ数年、世界的に人気です。その大半がアメリカ古着を中心とした、いわゆるトゥルーヴィンテージ。色落ちや風合い、歴史の深さなど魅力的であることに異論はありません。ただスタイリストという立場から言わせていただくと、ファッション性に長けたユニークなアイテムは、他にもたくさんあります。今回ピックアップした3店舗に共通することは、まずオーナーの方が私と同世代であるということ。3人とも昔から服やファッションについて熟知しており、何よりヴィンテージに対する愛情が溢れていて、ヴィンテージショップとしてのパワーをすごく感じます。現在ブームになっているアメリカ古着のみならず、ヨーロッパ古着やブランドアーカイブなどを網羅した個性的な品揃えに触れることで、古着やファッションの新たな楽しさに気づくはずです。

ベイアパートメント(BAY Apt.)
私にとっては、“本当は教えたくない店”の代表格。ブランドのアーカイブがメインで、アメリカンヴィンテージが1〜2割くらい。メンズとレディースも半々で、とにかくセレクトが抜群に洒落ています。もともと古着の卸業をやっていたオーナーによる、確かな審美眼に加え、親交の深いディーラーやコレクターから買い付けていて、アイテムの質も信頼できる。営業は土日だけ、しかも表参道や青山のようなファッションエリアでなく、新木場で12〜18時の6時間限定。それなのに、いつ行っても人が絶えないのがすごい。値段も良心的で、質の高いヴィンテージが驚きの価格で並んでいる光景は、正直ちょっと腹が立たしいほど。店内もほぼハンガー掛けで見やすくて、内装も洒落ているけど全然気取っていない雰囲気もここならでは。
住:東京都江東区新木場2-15-14-3F
営:12:00~18:00(土日のみ)
TEL:03-6457-0087
IG:bay_apt
