2025年に売れた本は? 小社で刊行している「日経の本」(日経BP/日本経済新聞出版)の売上ランキングをお届けします。毎年上位に入る累計150万部突破のベストセラー、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』(ジム・クリフトン、ギャラップ著)が今年は第1位を取りました。第2位は人気作家・朝井リョウさんの新作『イン・ザ・メガチャーチ』です。
(注)2025年1~11月の全国主要書店のPOSデータを集計。本文中の部数は2025年12月19日時点。

■第10位『
エンタテイナーの条件2

『エンタテイナーの条件2』

■第9位『
エンタテイナーの条件3

『エンタテイナーの条件3』

 第9位、第10位は、堂本光一さんの『エンタテイナーの条件2』『エンタテイナーの条件3』がそろってランクインしました。2016年2月に刊行された『エンタテイナーの条件』の続編となる本で、今年2月に2巻同時に発売されました。

 本書は、堂本さんが月刊誌「日経エンタテインメント!」(日経BP)で連載しているコラム約8年分を再編集したものです。「日経エンタテインメント!」オリジナルの舞台裏写真や、毎号掲載のグラビアショットのハイライトなど、写真ページも各巻70ページを超える大ボリュームで掲載。グラビアから選ばれたフォトカードセット(各巻で別絵柄の3枚組み)も付録として付いており、充実した内容です。

■第8位『
キーエンス流 性弱説経営

『キーエンス流 性弱説経営』

 第8位は『キーエンス流 性弱説経営 人は善でも悪でもなく弱いものだと考えてみる』(高杉康成著)。超高収益企業として注目されているキーエンス出身の高杉康成さんが、キーエンスの強さを支える「性弱説」に焦点を当てた本です。

 性弱説とは、人を善悪ではなく弱いものと捉え、その前提に立ってビジネスにまつわる仕組みや制度を整えていくという考え方です。キーエンスが実践している仕組みや制度は、すべてこの性弱説が基点になっていると言っていいでしょう。その仕組みや制度が一般的な会社とどう異なるのか、どのようにすればキーエンスのように変わっていけるのかを丁寧に解説します。

■第7位『
「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?

『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』

 第7位は『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』(今井むつみ著)。ベストセラー
『言語の本質』
(中公新書)
『学力喪失』
(岩波新書)
『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』
(日経プレミアシリーズ)などの著者で、人気の認知科学者、今井むつみさんの本です。発行部数は2024年5月の刊行から14万部を超え、本書もベストセラーの仲間入りをしました。

 人は、自分の都合がいいように、いかようにも誤解する生き物です。では、都合よく誤解されないためにどうするか。自分の考えを“正しく伝える”方法は? 「伝えること」「わかり合うこと」を真面目に考え、実践したい人のための1冊です。

■第6位『
人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』

 第6位は日経プレミアシリーズ『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』(今井むつみ著)。第7位の『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』と同じ認知科学者の今井むつみさんの著書です。こちらもよく売れており、5万部を突破しています。

 本書は、今井さんが慶応義塾大学で行った最終講義をまとめたもので、世界的な認知科学者が28年かけてつくりあげた集大成と言える内容です。認知心理学のものの見方・考え方が、複雑で正解のない世界と対峙し、判断していくための手がかりとなることを伝えます。

 「日経BOOKプラス」の連載「今井むつみさんが語る【今井むつみの本】の世界」では、今井さんが自らの著書についてテーマごとに解説しています。

■第5位『
敗者のゲーム[原著第8版]

『敗者のゲーム[原著第8版]』

 第5位は『敗者のゲーム[原著第8版]』(チャールズ・エリス著/鹿毛雄二、鹿毛房子訳)。投資哲学の名著として読み継がれてきたベストセラーが今年も高水準で売れ続けています。現在販売中の第8版は2022年1月の発売で、15万部を突破しました。

 変動するマーケットに一喜一憂する。じっくり考えて決めた投資計画を無視して、高値で買い安値で売ってしまう。そんな経験をしたことがある方は少なくないでしょう。では、市場動向に左右されることなく、大切な資産を守り、実り豊かな人生を実現するにはどうすればいいのでしょうか? 本書ではその現実的な対応策を教えます。

■第4位『
エレガントな毒の吐き方

『エレガントな毒の吐き方』

 第4位は『エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』(中野信子著)。2023年5月に刊行された本が、今年5月、デザインを一新した上記の新帯に変更したことで再び勢いを増しています。ロングセラーとなり13万部を突破しました。

 イヤだ、不快だという自分の気持ちを無視したり、心を殺してなかったことにしたりするのではなく、返す言葉に、「エレガントな毒」として含ませる。言いたいことを言うけれども、相手を直接傷つけたり、関係性を破壊してしまったりしない。そんな「大人の教養」と「古都・京都が育んだ人間関係のエッセンス」を解説します。

 「日経BOOKプラス」では、本書の関連記事を多数掲載。今年12月には、著者の中野信子さんと芸人のおはせさん(長谷川大祐さん)との対談を新たに公開しています。

■第3位『
子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本

『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』

 第3位は『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』(フィリッパ・ペリー著/高山真由美訳)。2024年第1位の本が今年も売れ続け、今年も第3位に入りました。読者の大きな反響を呼んでおり、25万部のベストセラーとなっています。

 赤ちゃんから思春期の子どもまで、子どもがいくつになっても子育ては思うようにいかないことの連続です。例えば、あなたがお子さんの言動に対していらだちや怒りなどの「負の感情」を抱くとき、その原因は目の前の子どもにではなく、「あなたが子どもだったころの親との関係にあるのでは?」と著者は問いかけます。

 本書の第2弾
『身近な人間関係が変わる 大切な人に読んでほしい本』
も好評発売中です。

■第2位『
イン・ザ・メガチャーチ

『イン・ザ・メガチャーチ』

 第2位は『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ著)。本書は、人気小説家の朝井リョウさんによる作家生活15周年記念作品。今年9月の発売直後から爆発的に売れており、すでに13万部を超えています。

 物語の舞台となるのは、ファンが“推し”を熱烈に応援することで成長を続ける“ファンダム経済”。その仕掛けを構築する側、仕掛けられる側、かつて深くのめり込んでいた側という3つの視点で、ストーリーは描かれます。今の時代に、人の心を動かし、行動に移させる“物語”とは何なのか、その功罪を問います。

 「日経BOOKプラス」では本書の関連記事をさまざまに掲載しています。本書と併せてお楽しみください。

『イン・ザ・メガチャーチ』特設ページ

■第1位『
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版』

 第1位は『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』(ジム・クリフトン、ギャラップ著/古屋博子訳)。累計156万部に達しているロング&ベストセラーです。毎年ランキング上位に来る本が、今年は第1位を獲得しました。

 本書の大きな特長は、付属するアクセスコードを使ってウェブテストを受けられることです。その結果で、仕事や人生を成功に導くあなたの「強み」は何か、どう使えばあなたの「武器」になるかが分かります。本書を使って自分の「才能」を発見した人の数は、今や全世界で3000万人以上に及びます。

 本書は企業や団体の研修でもよく利用されており、日経BOOKプラスでは活用事例を紹介しています(以下の記事参照)。

「日経の本」2025年売上ランキングTOP20

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