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毎年、新たに発売されるビジネス書は約6000冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、2025年にアクセス数の多かったベスト20冊と特に人気を集めた著者ベスト10を、同サービスの編集部が紹介する――。

写真=iStock.com/peshkov
※写真はイメージです
要約サービス「2025年のビジネス書」ベスト20
※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2024年12月1日~2025年11月15日の閲覧数ランキング
「頭のいい人」と評価されることのメリットは大きい
2025年の第1位に輝いたのは『頭のいい人が話す前に考えていること』。2023年4月の刊行以来、書店はもちろん、flierでも長く支持され続けるロングセラーです。

安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)
本書の最大の特徴は、コミュニケーションにおける7つの黄金法則と5つの思考法が、わかりやすく提示されている点にあります。
ここでは、その中でも印象的な黄金法則のひとつ、「頭のよさは、他人が決める」に注目してみましょう。
本書によれば、頭がいいかどうかを判断するのは自分ではなく相手。だからこそ、「相手がどう受け取るか」を意識して振る舞うことが欠かせません。ひとたび「頭のいい人」と評価されれば、話を聞いてもらいやすくなるだけでなく、自分の意見や提案も通りやすくなります。
著者の安達裕哉さんは、次のようなメッセージを寄せています。
2025年は、生成AIの普及によって、さらに働き方が大きく変化しましたが、その中でむしろ価値が増したのは文書作成よりも「対人能力」だったのではないかと思います。本書で伝えたかったのは、派手なスキルではなく、普遍的で再現性のある振る舞い方です。どれだけ環境が変わっても、基本に忠実な振る舞いをすることで状況は改善します。
どんな時代にも通用する「頭のよさ」を身につけたいなら、ぜひ本書を読んでみてください。
