2025年公開の洋画ホラー映画ランキングTOP15 ―― シリーズ最新作『28年後…』、『WEAPONS/ウェポンズ』ほか

長年愛されてきたシリーズは節目を迎え、あるものは完結し、あるものは大胆な進化を遂げた。一方で、恐怖の意味や構造そのものを問い直す作品群が支持を集め、ホラーは「観たあとに考えさせられる映画」としての地位を確かなものにしている。

▼シリーズ系も続々公開

▼考察系ホラーの流行

15.『テレビの中に入りたい』

■孤独な魂が深夜番組に溶けていく、最も切実な心理ホラー

2021年に『We’re All Going to the World’s Fair(原題)』で鮮烈なデビューを飾ったジェーン・シェーンブルン監督による、極めてパーソナルなサイコロジカルホラー。深夜にひっそりと放送される謎のテレビ番組を通して出会った、孤独なティーンエイジャーたち。夢と現実の境界が溶け合う淡い映像は、どこかデヴィッド・リンチを想起させ、観る者の胸を静かにざわつかせる。本作が描く恐怖の正体は、怪異ではなく「ありのままの自分」と向き合うこと。心を閉ざしてきた若者たちが自己受容へと踏み出す過程で生まれる、切実で痛切な恐怖と安らぎが、夜の静けさの中でそっと観客に寄り添う。

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