2025年11月に売れた本は何でしょうか? 小社で刊行している「日経の本」(日経BP/日本経済新聞出版)の月間売上ランキングを紹介します。第1位には、先月からトップの座を譲らず『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ著)が入りました。そのほか上位につけたのは、ランキング常連のロング&ベストセラー2作品です。
(注)2025年11月の全国主要書店のPOSデータを集計。部数は2025年12月20日現在
第3位『
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版
』

第3位には、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』(ジム・クリフトン、ギャラップ著/古屋博子訳)が変わらぬ人気でランクイン。シリーズ累計で156万部を突破しました。
「才能」は、それを生かしてこそ光り輝き、「強み」になります。本書に付属するアクセスコードを使ってウェブテストを受け、あなたの才能を発見してみましょう。また、その才能を具体的にどう生かしていくかは、本書で紹介する「行動アイデア」がヒントになるはずです。自分自身を見つめる目、そして周囲を見る目が大きく変わるかもしれません。
「日経BOOKプラス」では企業などでの本書の活用事例を紹介しているので、参考にしてみてください。
第2位『
エレガントな毒の吐き方
』

第2位は、『エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』(中野信子著)。刊行から2年を過ぎましたが、人気はまだまだ継続中です。
不快なことを見聞きすれば不愉快ですし、イヤなことをされたら気分が悪いのは当たり前のこと。著者の中野信子さんは、その当たり前をなかったことにしたり、抑圧したりするのではなく、「エレガントな毒」として昇華しながら、自分の心も相手との関係性も大切にマイルドに扱っていこうという知恵が、京都人たちのイケズの中にはある、と解説します。
「京都人たちのイケズ」とは、いったい何か。京都人のコミュニケーションは、どんなところが特別なのか。「日経BOOKプラス」では、著者の中野信子さんと、京都に縁の深い芸人さんたちとの対談を掲載し、深掘りしています。
第1位『
イン・ザ・メガチャーチ
』

11月の第1位は、引き続き『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ著)。依然としてトップの座を守っています。2025年9月の発売直後から順調に売れ続け、13万部を突破しました。
金銭的な余裕がない状況でも、惜しみなく“推し”のために支出する熱烈なファンたち。彼らが作り出すコミュニティー「ファンダム」が、この作品の舞台です。そして物語は、その仕掛けを「構築する側」「仕掛けられる側」「かつて深くのめり込んでいた側」という3つの視点で構成されています。どの人物に共感するか、異を唱えるか。本書を読んで、考察してみてください。
「日経BOOKプラス」では関連記事を多数公開していますので、本作とあわせてお楽しみください。
『イン・ザ・メガチャーチ』特設ページ
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「日経の本」2025年11月 月間売上ランキングTOP20
