多様なプログラムでアート出版の国際的なコミュニティを広く受け入れるプラットフォームを目指す

今年で15回目を迎えるTOKYO ART BOOK FAIR(TABF)がいよいよ12月11日(木)から東京都現代美術館で開催される。今回初めて2週末にわたり開催されることにともない、週末ごとに出展者が入れ替わり、合計約560組が参加する。

主な企画TABF Talent Award

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新たな才能の発掘と支援を目的に掲げ、全出展者を対象とするアワード「TABF Talent Award」を開催。各週それぞれ3組の選者が「最も推したい出展者」を1組選出し、受賞者はアーティスト長谷川有里による TABF特製トロフィーと、選者より副賞が贈られる。

WEEK1 選者

中村至男(グラフィックデザイナー / アートディレクター )グレガー・ウルフ・ニルソン(アートディレクター/デザイナー/キュレーター)SPRINT(実験的出版プラットフォーム)

WEEK2 選者

加藤直徳(「NEUTRAL COLORS」編集者)/加納大輔(「NEUTRAL COLORS」デザイナー)ロジャー・ウィレムス(Roma Publications ディレクター)レネー・ティン(Singapore Art Book Fair ディレクター)Exchanges Across Art Book Fairs in Asia(WEEK2)adf-web-magazine-tabf-2025-v2-9adf-web-magazine-tabf-2025-v2-9

Artwork by Tomoe Miyazaki

アジア3カ国(シンガポール、タイ、韓国)のアートブックフェアとのコラボレーションによる交流プログラム。シンガポールからはThing Books、タイからはSTUDIO150と BANGKOK CITYCITY GALLERY、韓国からはLily LeeとOMSCIC COMICSが出展。その他、各々の実践や展望、アジアにおける新たな連携の可能性を語り合うトークイベントも予定されている。

BOOK WRAPPING CORNER

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ブルーノ・ムナーリ、中村至男、デヴィッド・ホーヴィッツの3名によるオリジナルラッピングペーパーを使って包装サービスを行うコーナーが登場。TABFの会場で購入した本をBOOK WRAPPING CORNERに持ち込むと、その場でラッピングしてもらえる。

EXHIBITION “PACE: 65 YEARS”adf-web-magazine-tabf-2025-v2-11adf-web-magazine-tabf-2025-v2-11

Courtesy Pace Gallery

創立65周年を迎え、現在ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ジュネーブ、ベルリン、ソウル、そして東京で展開するPaceギャラリーが、1960年のボストンでの創設から現在に至るまでの歴史の中で開催された展覧会のために制作された印刷物(招待状、ポスター、カタログなど)を展示。多様な資料を通して、特に1960年代からのニューヨークにおける現代美術史の重要な節目を垣間見るとともに、錚々たるアーティストたちとPaceギャラリーの長年にわたる関係を振り返ることができる。

「TOKYO ART BOOK FAIR 2025」開催概要

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