~ビデオリサーチ テレビ番組を知るきっかけとなるメディアを調査~

株式会社ビデオリサーチ(以下当社)は、テレビ視聴率レポート第一号を発行した12月22日を『視聴率の日』と制定しています。今回は『視聴率の日』を前に、テレビ番組を知るきっかけとなるメディアに関する調査結果をご紹介します。本レターでは、50年にわたり日本の生活者の意識動向を調査している当社の『ACR/ex(エーシーアール エクス)』データをもとに、性年代別でテレビ番組を知るきっかけを明らかにしています。


【調査結果サマリー】


■若年層はSNSやYouTubeでテレビ番組の情報に接触

■中高年層はテレビCMや番組表など、テレビ局発信の情報が中心

■男性13~49歳、女性は全年代で「家族や友人・知人」がTOP5入り




テレビ番組を知るきっかけとなるメディアTOP5

テレビ番組を知るきっかけ上位5位を性年代別※でみたところ、男性20~34歳、女性13~34歳の1位は「SNS」(いずれも40%以上)でした。男性13~19歳の1位も「YouTubeの公式チャンネルや切り抜き動画」であることから、若年層は、テレビの外で番組公式の切り抜き動画などを通じて番組トレンドや出演者の話題を入手し、普段の生活の中で自然にテレビ番組情報に接触している傾向がみてとれます。

一方、男女35~69歳は1位が「テレビCMや番組宣伝(番宣)」(男性35~49歳約半数、男性50~69歳・女性35~69歳は60%以上)、2位は「番組表・番組一覧」(各性年代40%以上)とテレビ局発信の情報によるものでした。この結果から、中高年の生活者は、テレビ番組視聴が生活習慣に組み込まれていて、テレビ内でテレビ番組の情報を把握していることがわかります。

また、男性13~49歳、女性は全年代で「家族や友人・知人」がTOP5に入っており、家庭内などでの会話から、ときには世代をまたいだ口コミ経路が形成されている状況が読みとれます。

※本データは、当社の視聴率データの基本の年齢区分で集計しています

【クレジット表記のお願い】

本データを記事掲載する際は、

ビデオリサーチ「ACR/ex」2025年9月東京50km圏データより

と付記の上ご使用くださいますよう、お願い申し上げます

■調査概要

・サービス名:ビデオリサーチ「ACR/ex」

・調査期間:2025年9月(追加設問にて調査を実施)

・調査対象:男女13~69歳

・調査地区:東京50㎞圏

・サンプル数:2,294s

■視聴率の日とは

『視聴率の日』は、1962年12月22日に日本初のテレビ視聴率レポートが発行されたことを記念してビデオリサーチが制定しました。当社では、毎年視聴率の日前後に「テレビ視聴データ総まとめ」を発表し、1年間の世の中の動きをテレビ視聴データから振り返っていただける機会を提供しています。

なお、「2025年テレビ視聴データ総まとめ」速報版※は12月16日(火)に発表予定です。

※2025年1月1月から12月14日までの番組を対象。12月31日までの番組を対象とした完全版は2026年1月下旬に発表予定

■ACR/ex(エーシーアール エクス)https://www.videor.co.jp/service/media-data/acrex.html

当社が保有する、生活者を「意識」と「利用・購入者」の両側面で捉える日本最大級のマーケティングデータです。同一サンプルに対し、生活者属性、商品関与、メディア接触など網羅的に調査しているため、生活者の実態を多角的にそして客観的に捉えることが可能なシングルソースデータとなっています。仮説立案(0次プランニング)、ブランド調査、メディアプランニングなどさまざまな用途にご利用いただけます。 

株式会社ビデオリサーチ( https://www.videor.co.jp/ )
株式会社ビデオリサーチは、テレビを含む動画ビジネスを支えるデータ&システム会社です。1962年にテレビ視聴率データを提供する調査機関として設立され、日本国内におけるテレビ視聴率調査や各種メディアデータ、マーケティングデータを提供しています。公正なデータと信頼性の高い指標を基盤に、企業のマーケティング課題解決をトータルサポートし、知恵と情熱でデータ&システムを駆使するソリューションカンパニーとして、企業の意思決定を支援しています。

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