音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第185回目のテーマは『テレビ番組テーマ曲』。

かつての人気番組の、懐かしいあのテーマや、

今もおなじみのあのテーマなどなど、たっぷりお楽しみ頂きました。

 

まずは、「ズームイン!!朝!」のテーマ(初代)。

ミッツさんの伯父・徳光和夫さんが、初代総合司会を務めました。

1979年3月、日本テレビ系でスタートした朝の情報生番組、『ズームイン!! 朝!』。

系列の地方局と、どんどん中継をつないでいくスタイルが斬新でした。

この番組が始まるまで、日テレの朝7時台の視聴率はずっと低調だったのが、

『ズームイン』のおかげでトップに躍り出て、『ズームイン!!SUPER』、

現在の『ZIP!』へと歴史が受け継がれていきました。

おなじみのテーマ曲を作曲したのは、『ゲバゲバ90分!』のテーマなど、

日テレのテーマ曲といえばこの方、宮川泰さん。

短いコーナーを積み重ねていって、視聴者が飽きないようにしたのは、

短いコントを積み重ねた『ゲバゲバ90分!』がヒントになったそうです。

 

2曲目は、東京パノラママンボボーイズで「マンボのビート」。

こちらは1991年1月から2016年3月まで25年間、

小堺一機さんの司会で放送されていた『ごきげんよう』のテーマ。

前身の番組『いただきます』から引き続き司会を務めた小堺さんが

「♪何が出るかな〜 何が出るかな〜」と歌いながらサイコロを転がして、

ゲストとのトークテーマを決める「サイコロトーク」が人気でした。

あれは、バラエティの一大発明と言えるんじゃないでしょうか。

 

3曲目は、『ひるのプレゼント』のテーマ。

NHKで1970年4月から、1991年3月まで21年間放送されていた

お昼の生バラエティ番組『ひるのプレゼント』。通称『ひるプレ』。

平日のお昼12時20分から、25分間放送されていました。

このテーマ曲も、宮川泰さん作曲です。

『ひるプレ』は月曜から金曜まで、毎週ワンテーマで放送していまして、

1981年のお正月には、新春特別企画として美空ひばりさんが

5日連続で登場して、合計39曲を熱唱したり、

1978年3月には、解散を間近に控えたキャンディーズが5日間出演。

大きな反響を呼びました。(毎日生放送、というのがすごい!)

 

4曲目は、『きょうの料理』のテーマ。

「日本で一番の長寿番組」と言われている、NHK『きょうの料理』。

日本人なら、このメロディを知らない人はいないでしょう。

この曲、誰が作曲したかというと、なんと冨田勲さん!

『鉄腕アトム』の主題歌の作曲者でもあり、

シンセサイザー奏者の草分けとも言われている有名な方です。

富田さんによると、当初はテーマ曲を入れる予定はなかったんですが、

放送前日になって「急きょ番組のテーマを作ってくれ!」と言われて

3〜4時間で作曲したそうで、まな板を叩く音のイメージから

マリンバを使った軽快なメロディを思いついたそうです。

ほとんど即興で書いた曲が、まさかこんなに長く親しまれるようになるとは思いもしなかったとか。

 

5曲目は、『ニュース7』のテーマ。

1993年にスタートした、NHK『ニュース7』のオープニングテーマ。

今回お送りしたのは2009年から使われていたバージョンで、

作曲家で指揮者の渡辺俊幸さんが作曲しています。

ニュース番組といえばこちらも!

6曲目は、本多俊之さんで「GOOD EVENING」。

こちらは、『ニュースステーション』のテーマでした。

1985年10月スタート、それまでドラマやバラエティの枠だった

平日夜10時台をニュース枠に変え、久米宏さんがキャスターを務めて

大成功した、テレビ朝日『ニュースステーション』。(2004年3月まで19年間放送) 

「夜桜中継」などの企画も取り入れて、視聴率が大幅にアップ。

テレ朝がその後躍進するきっかけを作ったと言っても過言ではないですが、

テーマ曲のチョイスも、センスがありましたよね。

 

7曲目は、シャカタクで「ナイト・バーズ」。

1980年10月から、1994年3月まで続いた

テレビ朝日の深夜番組『トゥナイト』のテーマ。

司会は、作家の利根川裕さん。

人気企画が、山本晋也カントクの「風俗街レポート」で、

山本カントクが発する「ほとんどビョーキ」は流行語になりました。

(1994年4月から、石川次郎さん司会の『トゥナイト2』にリニューアル)

 

8曲目は、『歌のトップテン』のテーマ。

1986年4月から、1990年3月まで4年間、

日本テレビ系で月曜夜8時に放送していました『歌のトップテン』。

前身の番組が、1981年4月スタートの『ザ・トップテン』で、

こちらは堺正章さんと、榊原郁恵さんが司会でした。

この番組がリニュー-アルされて生まれたのが『歌のトップテン』で、

初代の司会が、ミッツさんの伯父・徳光和夫と、石野真子さん。

1987年春から、和田アキ子さんと島田紳助さんに交代しました。

 

お別れの曲は、『ザ・ベストテン』のテーマでした。

黒柳徹子さん・久米宏さん司会、TBS系『ザ・ベストテン』のテーマ。

作曲は、服部克久さんです。

1978年1月スタート、毎週木曜日の夜9時から放送で、

「追いかけます お出かけならば どこまでも」をキャッチフレーズに、

当日、スタジオに来られないアーティストは、全国どこにいようが

時には海外でも、中継をつないで生で歌ってもらうという凄い番組でした。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2025年12月14日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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