ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳、水原一平による巨額窃盗・ギャンブルスキャンダルを題材としたドラマ化プロジェクトについて、新たな進展が明らかになった。以前よりライオンズゲート・テレビジョンが開発を進めていた本シリーズのプラットフォームが、米ケーブル局のStarzに正式に決定したことが判明し、脚本家と監督も明らかとなった。
大谷翔平の元通訳・水原一平の賭博スキャンダルが早くもドラマ化決定!
MLBのロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平の元通訳・ …
米ケーブルテレビ局のStarzとは?
Starzは、人気歴史ドラマ『アウトランダー』や犯罪ドラマ『POWER/パワー』フランチャイズで知られる大手放送局である。水原が司法取引に応じて罪状を認めた直後の2024年5月にドラマ化の動きが報じられてからおよそ1年半あまりを経て、プラットフォームが決定し、制作が本格化することになる。
本シリーズは、水原が「世界を揺るがしたギャンブルスキャンダル」に巻き込まれるまでの軌跡を追い、この世界的事件の内幕を描くという。
脚本に『Air/エア』のアレックス・コンヴェリー、監督にジャスティン・リンが参加
本作の制作陣には、ハリウッドの実力派が名を連ねている。
まず、脚本、製作総指揮、ショーランナーには、映画『Air/エア』で知られるアレックス・コンヴェリーが決定。コンヴェリーは、ナイキのシューズ“エア ジョーダン”誕生秘話という、ドラマティックな実話を巧みに描いた手腕が高く評価されている。
さらに、『ワイルド・スピード』シリーズの映画製作者であるジャスティン・リンが監督、共同脚本、製作総指揮を務めることが明らかになった。
また、プロデューサーとしては、以前からプロジェクトに参加していたスコット・デルマンとアルバート・チェンが引き続き製作総指揮を務める。デルマンはトニー賞を13回受賞した舞台界の功労者であり、チェンは2019年にスポーツ賭博をテーマにした著書『Billion Dollar Fantasy』を執筆し、かつて権威あるスポーツメディア『Sports Illustrated』で野球を担当していた経歴を持つ。
こうしたスキャンダルに対する動きが早いハリウッドでは、過去にも人気俳優が多数関与した名門大学の裏口入学事件がすぐにドラマ化されるなど、社会現象となった事件が迅速に映像化される傾向がある。Starzでの制作決定により、本作がお披露目される日は近そうだ。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline
Shohei Ohtani Translator Gambling Scandal Series Officially In The Works At Starz From Alex Convery, Justin Lin & Lionsgate https://t.co/qvdIkwtwHB
— Deadline (@DEADLINE) December 9, 2025
