SUITS/スーツ ファイナル・シーズン バリューパック [DVD]

エピソード2『スペシャルマスター』“Special Master”

あらすじ

事務所のメンバーたちが取った行動が原因で、思わぬ事態を招くことになる。サマンサは古い付き合いの友人を助けるため、カトリーナに協力を求める。

ネタバレ感想

ルイスの変質者スタイルは衝撃的でしたが、遠回しに言ってもまったく意味を理解しないルイス相手に、ドナとハーヴィーは直球で交際していると言うしかありません。周りからバレるよりも2人の口からルイスに伝えられて逆に良かったなぁ。

 

ただ、今はそんなおめでたい話よりもスペシャルマスター騒動ですよ。

『代表2人が資格を失いジュニアパートナーが服役するという腐敗した事務所』を変えてみせると幹部連中に宣言するフェイ。

新規案件を受けるかや資金の配分、代表の解雇にまで権限を持つらしく、早速「ゼインの名前を今日中に外して」という命令が下されました。

絶対反対で辞職も覚悟のサマンサ以外は、もはや従うしかないと諦めムード。

まるでホグワーツにアンブリッジが来た時のような状況です。

 

事務所に必要な存在だから辞めるなとサマンサを説得し、フェイが去った後に事務所名は戻せば良いと妥協案を提示したハーヴィー。

今朝の時点で、軍時代の友人〈ルーカス・ホッジス〉が不当に解雇されたそうで、サマンサはプロボノ扱いで代理人を引き受けておりましたが、フェイがこんな案件を認めるはずがない、とも言われて「なら昨日受任したことにすればいい。俺も口裏を合わせる」ということに。

彼女の事務所で働いていたことがあり、昔からフェイを知ってるグレッチェンによれば、「事務所のトップだった彼女は夫の不正を知ると夫の名前を外してクビにした。闘っちゃダメ」な相手だそう。

ルイスは、フェイが規則に忠実過ぎるところに弱点を見出し、そこを逆手に取った作戦があるようです。

フェイはCOOで調整役のドナに対し、トーマスに会うアポを取るよう指示。

「事の発端は事務所が彼を他の顧客より優先したからよ。なのになぜ彼は契約を切ったの?」

裏があることを鋭く察して探りを入れるフェイは、ドナの上手い切り返しを気にも留めず、直接話すからとにかくアポを取れ、とのこと。

ウソを嫌がるトーマスなので、ハーヴィーとドナの守秘義務違反がバレてしまうのは秒読みです。

これを聞いたハーヴィーは、「トーマスにウソを頼まないならフェイと会わせなきゃいい」と考えました。

てっきり身内贔屓の不当解雇だと思っていたのに、最近解雇されたのはルーカスだけで、忙しい時に何度も無断欠勤したり暴行事件まで起こしていて、「解雇されて当然」の勤務態度だったと言われてしまいます。

しかもルーカスを傷つけたくなくて『契約に失敗したこと』を解雇理由にしたのだそうで、むしろ助けられていたのか?

 

ルーカスは実は従軍時代から既にPTSDを患っていて、記録に残らないよう軍医に頼み込んで薬だけ貰って任務を続けていました。

除隊後に治るかと思っていたら悪化してしまい、今もまだ苦しんでいるのに病気を認められないのです。

訴えるべきは、会社ではなく軍でした。

ベンジャミンに協会の定款を調べさせて追い出す方法を探ろうとするルイス。

定款は3000ページもあるので、プログラムを構築して検索をかけろというのです。なるほど、確かにベンジャミン案件だ。

事務所がこんな大変な時だからこそ、マイクにも相談して古巣を助けるための案はないか聞けばいいのに、とも思いますが。部屋もそのまま残していることだし、たとえ一時的にでもすっ飛んで帰って来てくれそうなのに。

このシーズン9がファイナル・シーズンにあたりますが、マイクは降板したまま最後までゲスト出演的なこともないのでしょうか?

円満降板ならせめてファイナル・シーズンの数話だけでも出演しそうなものですけどね。

事務所は長年顧問として仕えて会社の成長を支え続きてきて、トーマスのためにサイモンを裏切ったが故に大事なパートナーを失うことに。もしハーヴィーが倫理を厳守していたら今頃困っていたのはトーマスの方。

「せめてチャンスをくれ」とハーヴィーに再契約を頼まれたトーマスは、引っ掛かっていた疑問を投げかけます。

「1つ聞かせてくれ。ドナは君の何だ?」

「人生で最も大切な人だ。告白もした」

「いつ?」

「審査会の後」

このやり取りで、自分がドナに振られた理由が目の前の男にあると納得するトーマス。

再契約の条件に、ハーヴィーが担当に付くことを求められました。答えにくい質問にも真摯に答えてくれたハーヴィーは信用に値すると評価されたようです。良い奴なんだよなぁ、ほんと(笑)

フェイから今の案件をやめるよう言われ、やめないのなら事務所の経費や人員を一切使うな、と釘を刺されるサマンサ。

アソシエイトは使えなくなり、かと言って個人で軍を訴えるのも難しく、カトリーナに「あなたの経費予算を使わせて」と頼みます。

フェイに反抗することも気が進まないし、軍相手では簡単に勝てないことも分かっているカトリーナも、サマンサのルーカスを思い遣る気持ちの強さに負けて手伝いを了承。

『誠実に闘い、勝てる勝負だけを選ぶこと』が条件です。

すぐにカトリーナがサマンサを手伝っていることに気がつくフェイ。

ただ、カトリーナは勤務時間外にしか手伝いをしておらず、証言録取にも同行していないのでルールはきちんと守っています。

それでもフェイがこの案件に反対なのは、依頼者と友人関係のサマンサが入れ込み過ぎて一線を越えてしまうことにあるそうで、その理由も分かっているカトリーナに「しっかり監視しなさい」と命じました。カトリーナはかなりスパイ顔ですが、今の彼女ならサマンサの気持ちに寄り添ってくれるだろうと信じています。

アソシエイトたちの前でフェイに恥をかかされ荒れるルイスはベンジャミンにも怒鳴り散らし、見かねたアレックスはストレス発散にルイスをボウリングに連れ出しました。

プロボウラー並みの腕前がありそうにも見えるルイスですが、小4の時バカにされた以来のボウリングだそうで、投げ方すら知りません。

ガターどころか隣のレーンにボールを投げてしまうルイスにも、面倒見良くボウリングを教えるアレックス。

「ピンをフェイに見立てて怒りをぶつけろ」という教えでルイスの才能が開花(笑)

アレックスと楽しくリラックスできたのは良かったけれど、こんなことしている暇があるのか?笑

再契約すると言っていたはずのトーマスは、やはりドナとハーヴィーの関係がツラかったのか、再契約はできない、と。

これ以上フェイに詮索させないため、ドナは“真実”を語ることに。

と言っても、守秘義務違反のことについては触れず、自分とトーマスが付き合っていたけれど別れたこと、そっとしておいて欲しいことを話すと、意外にもフェイは2人の気持ちを汲んで引き下がってくれます。

カトリーナから、ルーカスのためを思うなら治療が最優先だと諭されたサマンサ。

サマンサ自身が会社を作り、10万ドルの報酬も出して表向きには失業者にならないよう計らいます。やり過ぎな気もしますが、「治療を受けなきゃその契約は無効よ」と無理にでもルーカスを動かすには最善策でした。

自身も虐待を受けていた過去があり、プロの助けを得ることの大切さを知っているサマンサだからこその本気です。

ベンジャミンの利用までバレて、フェイから厳しく追及されるルイス。

ガラス張りの休憩室でのやり合いはアソシエイト達から丸見えで、退職者がわんさか出てしまったらどうしましょう。

 

またしてもベンジャミンに八つ当たりしてクビにしようとするルイスと、それに気付いてハーヴィーとドナをIT部に派遣させたグレッチェン。

言い合いする中でフェイまで来てしまい大荒れです。

ボウリングの意味もなかったほどルイスは怒りを爆発させており、フェイはルイスからトップの座を取り上げてしまいました。

解任か辞任を迫られるルイス。どうする……!?

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▼次回、エピソード3

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