ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『ブゴニア』が、2月13日(金)より日本公開されることが決定した。
『哀れなるものたち』で第96回アカデミー賞の監督賞を受賞したヨルゴス・ランティモスが監督を務める同作。製作には『ミッドサマー』のアリ・アスターに加え、ミッキー・リーをはじめとする『パラサイト 半地下の家族』製作チームが参加した。主演を務めるのは、ヨルゴス監督と5作目のタッグとなるエマ・ストーン。強力な布陣で、前代未聞の誘拐サスペンスが描き出される。
エマが演じるのは、世界の未来を握るトップリーダーとして知られる製薬会社のカリスマCEO・ミシェル。ミシェルは、彼女が地球を侵略する宇宙人だと信じる陰謀論者のテディ(ジェシー・プレモンズ)と、彼を慕う従弟のドン(エイダン・デルビス)に誘拐される。地下室に監禁されたミシェルは心理学の知識を生かして2人を説得しようと試みるが、2人は「宇宙船に連れて行け」の一点張り。一歩も引かない両者の駆け引きは二転三転し、やがてテディの隠された過去が暴かれ、遂に互いに命がけの戦法に打って出ることになる。
解禁された予告編は、チャペル・ローンの”Good Luck, Babe!”にあわせて闊歩するミシェルの姿から始まる。誘拐犯たちとの噛み合わない会話劇や、ミシェルが丸坊主になる衝撃的な姿も切り取られ、この先の予測不能な展開を感じさせる映像になっている。合わせて公開された本ポスターは、ミシェルに赤い血と黄色いハチミツが降りかかる一枚。印象的なタイトルの由来となった、「死んだ牛からハチが生まれた」という古代ギリシアの信仰を想起させる。

2026年2月13日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』『女王陛下のお気に入り』
製作:ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』、エマ・ストーン、アリ・アスター『ミッドサマー』、ミッキー・リー『パラサイト 半地下の家族』、ジェリー・ギョンボム・コー『パラサイト 半地下の家族』
脚本:ウィル・トレイシー『ザ・メニュー』
出演:エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』、ジェシー・プレモンス『シビル・ウォー アメリカ最後の日』、エイダン・デルビス
原題:Bugonia/2025年/アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・アメリカ/カラー/ビスタサイズ/118分/字幕翻訳:松浦美奈/PG12
配給:ギャガ
🄫2025 FOCUS FEATURES LLC.
<STORY>
人気絶頂のカリスマ経営者として脚光を浴びるミシェル(エマ・ストーン)が、何者かによって誘拐された。犯人は、ミシェルがCEOを務める会社の末端社員のテディ(ジェシー・プレモンス)と、彼の従弟のドン(エイダン・デルビス)の2人組。陰謀論に心酔する2人は、ミシェルが地球を侵略しにきた宇宙人だと信じ込み、彼女に今すぐ地球から手を引くよう要求してくる。彼らの馬鹿げた要望を一蹴するミシェルだが、状況は思わぬ方向へと加速していき、荒唐無稽かに思えた誘拐劇は誰も予想しえなかった衝撃の終末へと突き進んでいく——。
