掲載日

2025年12月9日

自身の名を冠するデザイナー、マサバ・グプタは、米フロリダ州で鮮やかな20点からなるカプセルコレクションを披露し、マイアミ・アート・ウィークにてデシのヘリテージスタイルに対する彼女の世界に開かれた解釈を発信し、同ウィークの企画「Art from the eye of India」にも参加しました。

マサバ・グプタによる、インドのヘリテージスタイルを華やかに融合させた解釈マサバ・グプタによる、インドのヘリテージスタイルを華やかに融合させた解釈 – Masaba Gupta

 
「インドは私にとって最大のインスピレーションの源であり、アート・バーゼル・マイアミでのデビューとなる今、これまで以上にインドを全面に打ち出しています」と、創業者兼チーフ・デザイン・オフィサーのマサバ・グプタはプレスリリースで述べました。「私はインドを代表するだけではなく、解き放つのです。プリントやあらゆるキッチュで遊びたいという夢から始まったブランドは、いまやファインジュエリーやラグジュアリー・ブライダルファッションなどを擁する、最も認知度の高いインドのブランドのひとつへと成長しました」。
 
「Art from the eye of India」では、来場者がインドの芸術、文化、ヘリテージを探求。厳選されたグプタのウィメンズウェアに、ルピ・カウルの詩が寄り添いました。同イベントには、アート・バーゼルで作品を披露したラジブ・メノンや、アート・バーゼル・アジア代表のアンジェル・ル・シヤンらクリエイターがゲストスピーカーとして登壇し、インドと世界のアートコミュニティ間の文化交流を一層深めました。

グプタは「Ghee-Shakkar」と題したショーケースで、ウェアとファインジュエリーの双方を披露。「Ghee-Shakkar(澄ましバターと砂糖)」は吉兆の始まりと豊かさを象徴する言葉です。緻密な刺繍、玉虫色のテキスタイル、フュージョン・スタイルのシルエットで、インドの豊かな美意識と工芸の伝統を遊び心と歓びをもって表現し、世界の観客に纏える贅沢を提案しました。

マサバ・グプタのシグネチャーである牛のモチーフがあしらわれたステートメントジャケットマサバ・グプタのシグネチャーである牛のモチーフがあしらわれたステートメントジャケット – Masaba Gupta

 
「物語はモノトーンでも色彩の奔流でも展開し、最後は見事なホットピンクのグラール(色粉)へと結実します」とグプタ。「衣服のモチーフは文化に深く根ざし、宇宙的なパターン、古代の都市景観、そして時代を超えながら絶えず進化するインドの質感から着想を得ています」。
 
マイアミ・アート・ウィークは、市内各所で12月1日から7日まで開催され、一般公開は12月5日から7日まで行われました。グプタはマイアミ・デザイン・ウィークへの参加を通じて、インド文化を称え、アートとファッションの両業界にまたがる有意義な国際的つながりの構築を目指しました。

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