中村獅童
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 歌舞伎俳優の中村獅童(53)が、9日放送のテレビ朝日系「孝太郎&ちさ子プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見」(後7・00)に出演し、かつて歌舞伎俳優だった父について語った。

 番組では、歌舞伎俳優の中村獅童に密着。豪邸をはじめ、2人の息子との交流、家族や俳優仲間でのプロレス観戦を楽しむ様子を紹介した。

 8歳で初舞台を踏んだ獅童。歌舞伎界には世襲の考え方も色濃く残っており、父親から指導を受ける場合が多い。しかし、獅童の場合は違った。「うちのおやじは自分が廃業して、歌舞伎界を去った人だから、僕が初舞台の時から1回も見たことがない」。祖父は名女形として知られた中村時蔵。父・小川三喜雄さんも歌舞伎の道へ進み、初代中村獅童を名乗った。しかし、父は獅童が生まれるはるか前に歌舞伎の世界を去った。

 獅童は「うちのおやじは兄弟が多かったから、大御所の大先輩に自分の弟たちが叱られた時に、反抗したんだよ。弟たちを守る…守るっていうか」と、いきさつを説明。「坊主の役だったんだけど、そのかつらを先輩に投げつけて辞めちゃった」と明かした。

 父は歌舞伎から距離を置くようになったが、そこは名門・萬屋。「親戚が大勢、舞台に出ていた。それを祖母(ひなさん)に連れられて見ているうちに、自分も歌舞伎をやりたくなるんですよ。かっこいいから」。歌舞伎に対する獅童の思いは募り、歌舞伎の世界で生きていく決意をしたという。

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