解 説
音楽教師役で鬼気迫る芝居を披露したJ・K・シモンズが、アカデミー助演男優賞ほか多数の映画賞を総なめにした音楽ドラマ。熱気溢れる主人公との演技合戦が、鮮烈なジャズのリズムとシンクロしてゆくのが快感で、9分以上にも及ぶクライマックスのセッション場面は必見。高校時代にドラマーだった自身の経験に基づき、脚本も執筆したデイミアン・チャゼル監督は、長編2作目の本作で一躍ハリウッド期待の新星となった。
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あらすじ
偉大なドラマーになる野心を胸に名門音楽大学に入学したニーマンは、伝説的な音楽教師フレッチャーから指導を受けたいと願っていた。そんなある日、バンドの練習現場に姿を見せたフレッチャーは、演奏していたニーマンをスカウト。思わぬ幸運を喜んだのも束の間、フレッチャーの指導はほんのわずかな乱れも許さず、暴力すら厭わない厳しいものだった。必死にドラムを叩き、その指導にくらいついてゆくニーマンだったが…。
★アカデミー助演男優賞(J・K・シモンズ)、音響賞(調整)、編集賞受賞。
