田中みな実
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 フリーアナウンサーで女優の田中みな実(39)が7日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にVTR出演。“ぶりっ子”“令和のあざと女王”といった自身のイメージとの乖離への戸惑いをもらす場面があった。

 この日、「インタビュアー・林修」のゲストとして登場。田中は2009年、TBSテレビに入社。人気絶頂の中、2014年、入社5年で同局を退社し、フリーに転身。2020年に事務所を移籍し、主戦場をこれまでのバラエティーから女優へと変更した。

 今や女性の美のカリスマと称され、女性から圧倒的な支持を集めるカリスマ。2019年に出した初の写真集は60万部の大ヒット。令和で最も売れた写真集となった。

 予備校講師でタレントの林修が「ドラッグストアに行くと、田中さん愛用っていう棚ありますよね?」と聞くと、田中は「あれに関しては、長年美容の発信を雑誌とかでやらせていただいて、実際に使ってはいたけれども8年前。8年前の自分が使っていたものが“愛用”って書かれていると、“今は使ってないんだけどな”って思うことはあります。今、自分がいる現在地と、世間が思う田中みな実のイメージとでは、おそらく大きな乖離があって、それに戸惑うことが度々あります」と明かした。

 そのうえで「いろんなイメージをつけられてきたんですね。TBSに入社したのが2009年で、最初局のアナウンサーとして入社をして、その時はぶりっ子っていうイメージがおそらくあったかと思うんですね。で、ぶりっ子が一段落したら、今度はあざといというキャラクター」。

 Wikipediaなどには「平成のあざと女王」とも記されており、「自分では全く意図せず、周囲がキャラクター付けをしてくれている感じなんですけど」と田中。“あざとい”っていうのは“あざとい”っていうものをテーマにした番組で、局のアナウンサーと一緒に、あざとい人代表みたいな感じでその番組の中で役割を担っていたので、“あざとい”というものに、まず全力で乗っかったという感じです」とした。

 そのうえで「今は“怪演女優”みたいな。俳優業をやらせていただく中で、『M 愛すべき人がいて』という作品で、キャッチーな、びっくりするような、エキセントリックなこの内容っていうのが、とても注目されて。そしたら怪演をする人みたいな印象になっていったんです」と田中。「これで、女優業をやっているっていうことを多くの人に知っていただくきっかけにはなったものの、なんかそれにずっと引っ張られてしまう感覚もあって。“田中さんといえば『M』ですよね”とか“怪演ですよね”って、自分の中では“そんなにこれ以外で怪演みたいなことってなかったな”と思っていて」と戸惑っていることを明かした。

 現在はTBS「フェイクマミー」で母親役を熱演中。「私が出てきたら“きっとこの人はただの大人しいお母さんでは終わらないだろう”というふうに1話から見られてしまっていて。で、6話あたりできっかけがあるんですけど、“田中みな実が覚醒した!”“ついに田中みな実が動き出すぞ!”っていう、皆さんのそういう期待感みたいなものを初めから煽ってしまっているのが良くないんじゃないかと思って。この人出てきたら絶対何かあるって思われてしまうと、ちょっと作品フラットに見てもらえなくなっちゃう。私が出てきて“絶対この人ラスボスじゃん”みたいなことを言われていると聞いて、スタッフから。“ああ、そういうふうに言われてるんだな”って。で、私の友達からも“いつ覚醒するの?”とかって聞かれたりするので、やっぱりそうか、世の中はそうやって見てるんだなって思ったりしますね」と話した。

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