「レミオロメン」の藤巻亮太

 2012年2月から活動を休止していた3人組バンド「レミオロメン」が、結成25周年記念日である6日、公式サイトを更新し、活動再開を発表した。3月9日から15年ぶりとなる全国ツアー「レミオロメン Reunion Tour 2026」を開催する。

 公式サイトでは11月29日からカウントダウンが表示され、この日夜、YouTubeの公式チャンネルで3人が演奏するスタジオライブ映像を公開。エンディングでツアー開催が発表された。

 ツアーは3月の東京・NHKホールから7月の山梨・YCC県民文化ホールまでの全21公演。3月4日にはこれまでの全シングルなどを収録した「SINGLES BEST+」がリリースされる。また、サイトではメンバーのコメントも発表された。

【メンバーのコメント全文】

 ◆藤巻亮太

「20代の自分を苦しめたのはきっと承認欲求だった。バンドって活動を続けていれば当然上手くいかない時期もある。人生を賭けて頑張れば頑張るほど、その報われない気持ちを分かってほしいと見返りを求めてしまった。そして分かってもらえないと思い込み傷つき、傷つけ距離が生まれてしまった。今なら思う。逆に僕は2人の気持ちを分かろうとしたのか? あれから14年が経ち、2人の心に耳を傾けたら、むしろ共感することばかりだった。三者三様の挑戦と葛藤があったのだ。そして気づけば、あの頃の承認欲求は僕の中から消え、僕らの止まった時間が動き出した。人の心って、100kmを3秒で進めたかと思ったら、3cm進むのに14年かかったりもする。でも、わずか 3cmしか進んでいない世界であっても、3人の気持ちがレミオロメンに向かったことが心から嬉しい。

その景色の中で一緒に音を出している時間が何より幸せだ。レミオロメンに携わってくれた全ての方々、レミオロメンの音楽にふれてくれた全てのオーディエンス、何より応援してくださったファンのみんな、本当にありがとうございます! お待たせしました!も、初めまして!も全部! 14年分の想いを込めて全力で音楽を届けにいきますので、よかったらツアー遊びに来てください。そして何年かかっても全都道府県に行ってレミオの音を届けたいと思っておりますので、ぜひ再出発したレミオロメンを宜しくお願いします。

 ◆前田啓介

「レミオロメンとオリーブ。音と味に思いの丈を込め、あるがままに生きようと思います。出来るだけたくさん出来るだけ長く、皆さんと一緒に幸せな旅を続けられるよう一瞬一瞬を大切にしていきます。考え始めれば悩みや不安が尽きない毎日ですが、何はともあれ楽しみましょう!僕らが楽しませます! 未来はきっと美味しいはず! 早く皆さんに会いたい!ではでは!」

 ◆神宮司治

「2012年の活動休止発表から約14年、バンド結成25年を迎えるにあたり、どんな形であろうとも皆さんに音を届けようと歩みを進めました。各々の活動がある中で、もう一度バンドでの足並みを揃えることはそう簡単ではなく、ここに辿り着くまでには本当に長い年月がかかりました。

今年、数年振りに3人で会い、街スタジオで音を出した時に、全員が「早くライブでこの音楽を届けたい』と感じ、僕自身も「あ、レミオロメンだ!」と嬉しくて自然と笑みが溢れていました。活動休止からこれまで、一個人のドラマーとして活動してきましたが、バンドとは求められるものや必要な要素が全く異なり、本当にゼロからのスタートで悩む事ばかりでした。ですが、これらの出会いや経験は確実に自分を大きく成長させてくれています。一人一人感じてきたものが、新たなレミオロメンの音楽に繋がっています。ツアーも発表されましたが、皆さんの前で演奏するのは約15年振りになります。

長い間お待たせしてしまいました。そして、待っていてくれてありがとうございます。レミオロメン活動再開です! 共に音楽を楽しんでいきましょう!」

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