
【画像・写真3枚目】7人と“あなた”で始まった歌──NEO JAPONISM最初で最後の7人ワンマン 「Never fade away」が灯した新たな炎
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7人組アイドルグループ「NEO JAPONISM」が12月3日、東京・EXシアター六本木でワンマンライブ「闘翔炎舞」を開催。7人体制での最初で最後の単独公演となったステージには、グループの歴史と現在、そして未来が交錯した。終演直後、辰巳さやかは楽屋でその心境を語ってくれた。(「推し面」取材班)
「すごく、あっという間でした」
ライブ直後の第一声だった。これまで何度もワンマンを経験してきたネオジャポだが、今回は、何かが違ったという。
「これまでのワンマンは、終わったあとに思いがあふれでて泣いてしまったり、肩を抱き合ってお疲れってしてたんですけど…。今回は、準備期間が特別長かったわけでもないのに、どこか“けじめ”というか、言葉にしなくても、お互いに感じていたものがあったと思うんです。メンバーの顔を見てお互いそう思っていた。今までのネオジャポにはない形のワンマンライブでした」
それは、7人のNEO JAPONISMとして数あるライブの一つではなく、始まりと終わりを内包する、一度きりのステージ。そして、この日を締めくくった「Never fade away」は、異例の展開で歌い出した。これまで滝沢ひなのが独唱で始めていたパートを、メンバー全員が、さらには観客までが一緒に歌い始めた。喉の調子を考慮した滝沢ひなのからの「一緒に歌ってほしい」という提案がきっかけだった。
「歌もダンスもイレギュラーなことってこれまでもたくさんありました。ひなちゃんから言われて、どうする?ってなったときに、“じゃあみんなで歌おう”って、すごく自然に決まったんです。昔だったら焦ってたかもしれない。でも、今の私たちには、言葉がなくても通じる空気がある。ネオジャポの強みってこういうところだと思いました」
突発的に何かが起きても揺らがない。むしろそれを熱量に変えるタフさこそ、現在のグループの最大の武器だ。
「(福田)みゆちゃんにとっては最後のワンマン。でも、これからも大事な仲間。ネオジャポのチームとして作り上げてきたものをこれからも大事に皆さんに届けていきたい。そんな気持ちが詰まったNever fade awayでした」
この7人で描いた最初で最後のワンマンの景色。その残像は、形を変えても色褪せることはない。「闘翔炎舞」の名に恥じぬ一夜を糧に、「闘う」アイドルはまた次なる荒野へと歩みを進める。
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