「名探偵コナン」の劇場版29作目『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が2026年4月10日(金)より公開される。このたび、本作のあらすじと新たなビジュアル、30秒の特報映像が解禁された。
青山剛昌原作の人気コミックスは107巻を超え、全世界で累計発行部数2.7億部を突破、テレビアニメシリーズも放送1100回を超えるなど、勢いがとどまることを知らない「名探偵コナン」。今年公開された劇場版28弾『名探偵コナン 隻眼の残像』(25)は興行収入146.6億円を記録し、3年連続100億円突破&2年連続で観客動員数1000万人突破という、邦画初となる新記録を打ち立てた(興行通信社調べ)。そんなシリーズを重ねるごとに勢いを増すばかりの「劇場版 名探偵コナン」の最新作が、ついに始動する。
昨日、主要キャラクターが描かれた青山描き下ろしティザービジュアルが解禁となり、すでに大きな話題を呼んでいる本作。本作の事件の舞台となるのは横浜。突如コナン(声:高山みなみ)たちが乗った車の上を飛び越え、道路を暴走する謎の黒いバイクと、それを追いかける神奈川県警交通機動隊の白バイ隊員も萩原千速(声:沢城みゆき)。初対面で蘭が「風の女神」と思わず称したほどの凄まじい運転テクニックの持ち主である千速が、白バイの前輪を持ち上げて加速し、道路脇の壁面を駆け上がる激しいバイクアクションで始まる映像は、終始目が離せない疾走感あふれる内容となっている。
また、亡くなった千速の弟、萩原研二(声:三木眞一郎)と、その親友、松田陣平(声:神奈延年)が写るショットに、2人の命日である「11月7日」のカレンダーは、なにを意味するのか。すでに殉職している彼らと、今回巻き起こる事件の間に果たしてどんなつながりがあるのか。千速の前に現れた、“黒き堕天使”の正体とは?「逃がしやしないよ」と力強く言い放ち、執念の走りを見せる千速。「劇場版 名探偵コナン」シリーズ初登場となる千速が繰り広げる、ド派手なバイクアクションに期待が高まること間違いなしの30秒映像となっている。
さらに、白バイに跨る千速とコナンが描かれた“エンジェルビジュアル”も到着。まるで天使の羽を背負ったかのような「ANGEL」の文字と、燃えさかる炎のなかに浮かび上がる反転した「ANGEL」の文字。2つが対峙するかのようなビジュアルは、一体なにを示唆しているのか。30秒の特報と合わせて、物語のスケール感と波乱に満ちた展開を感じさせるビジュアルとなっている。
そして1996年1月より放送がスタートした「テレビアニメ 名探偵コナン」は、来年放送30周年を迎える。そんな記念すべき2026年2月から、東京での開催を皮切りに全国各地で、「放送30周年記念 テレビアニメ 名探偵コナン展」が開催されることが昨日解禁された。会場では、30周年にちなんで、このために描き下ろされた江戸川コナンと30人のキャラクターがお出迎えするほか、テレビアニメ「名探偵コナン」を形作ってきた貴重な資料やデータを大公開。さらに、歴代の主題歌や名場面を振り返ることができるエリアや、ここでしか見られない企画展スペシャルムービーも用意されている。
横浜の地で、手に汗握るスリル全開なアクションが炸裂する、来年の『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』に今後とも期待したい。
文/山崎伸子
