俳優の中島ゆたかさんが11月27日に大腸がんのため亡くなったことを4日、東映が発表しました。73歳でした。

東映によると中島さんは1952年生まれ、茨城・水戸市出身。1971年にミス・パシフィック日本代表に選出され、同年開催の世界大会第2位に輝きました。

1973年に映画『夜の歌謡シリーズ 女のみち』でデビュー。同年に日本映画プロデューサー協会新人賞、1974年にエランドール賞新人賞を受賞しました。

その後『激突!殺人拳』(1974年)をはじめとする千葉真一さん主演のシリーズものにヒロインとして多数出演。『トラック野郎 御意見無用』(1975年)では、ヒットシリーズ第1作のヒロインを務めました。その後は、2時間ドラマや時代劇などに出演。2022年にも『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』に出演するなど活躍していました。

3年前に大腸がんを患い、手術をへて闘病していたという中島さん。最後の仕事は、2025年7月6日、新文芸坐で行われた“公開50周年記念 トラック野郎・銀幕を駆ける一番星”で『トラック野郎 御意見無用』上映時の舞台挨拶に駆けつけ、作曲した宇崎竜童さんと一緒に主題歌を披露したといいます。

葬儀については既に家族葬として執り行ったということです。

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