80年代後半から90年代初頭にはワールドワイドのメジャー契約を手にし“Funk-O-Metal”のキャッチフレーズを背負ってメインストリーム・メタル世界的隆盛時代を駆け抜けたコニー・ブルーム(vo、g)率いるスウェーデンのサイケなグラム・ハード・ロッカーELECTRIC BOYS。いまの日本なら例えば首振りDollsのファンあたりにオススメできそうな豪快なロックンロール感覚と70年代グラム感覚のブレンドを操るバンドだが当時は時流に乗りきれなかったのかブレイクに手が届かぬまま94年に一度解散してしまい、2009年の再結成以降も大御所の貫禄をそなえながらもヨーロッパのインディーズ環境で地道に活動を続けるに留まっている。
再結成以降も比較的コンスタントに新作を発表し続けてきた彼らが本年2025年も2年ぶりとなる新作EP「SHADY SIDE OF TOWN」をbandcampで公開して健在をアピールしている。ロック・ミュージックを取り巻く環境も大きく変わったいま、ぜひとも彼らの変わらぬクラシックな情熱的ハード・ロック愛に再評価を!
