2019年に起きた大学の裏口入学問題により当時出演中だったドラマから解雇されたロリ・ロックリン(『フルハウス』)が、7年ぶりにその作品に戻ることが分かった。米Peopleなど複数のメディアが報じている。

裏口入学問題浮上の『フルハウス』ロリ・ロックリンが番組をクビに! 訴訟も進行中

大学の裏口入学問題で渦中にいる、人気コメディドラマ『フルハウス』と、そのスピンオフ版『フラーハウス』でベッキーを演じているロリ・ロックリンが、出演中の番組を解雇されたことが明らかとなった。米Varietyが報じている。 【関連記事】ロリ・ロックリン、『フラーハウス』にさよならしたくない! 今回の騒動は、ロリや『デスパレ…

逮捕後最初にクビにされた局と完全に仲直り?

2010年代に多くの富裕層が偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、大学進学適性試験であるSATやACTで替え玉受験などの不正を行い、子どもを名門大学に入学させていた事件が明らかになったのは2019年3月。娘二人を南カリフォルニア大学に入学させるためにこの件に関与したロリは、直後に逮捕されていた。

逮捕された時、ロリは米Hallmark Channelの人気ドラマ『こころ呼ぶとき(別題:ホープバレー物語)』にアビゲイル・スタントン役で出演中だったが、後日解雇された。同放送局は、ロリが出ていた最新(当時)エピソードの放送を取り止めた上、彼女が主演する人気シリーズ『ガレージセール・ミステリー アンティーク探偵ジェニファー』も打ち切っていた。ロリはのちにNetflixの『フラーハウス』からもクビとなっている。

遺恨が残りそうな形で別れた両者だが、この度更新された『こころ呼ぶとき』のシーズン14で、ロリがアビゲイル役を再演することが明らかに。シーズン1からシーズン6序盤まで出ていたロリにとって、およそ7年ぶりの復帰となる。2026年にシーズン14の撮影を行い、ロリは全12話のうち半分に当たる計6話に出演するとのこと。

Hallmark Mediaの番組責任者であるミシェル・ヴィカリーは、ロリの復帰について次のように述べている。「2014年の番組開始以来、アビゲイル・スタントンというキャラクターはファンのお気に入りであり愛されてきました。Hallmarkブランドの核は“希望、前向き、繋がり”にあり、これは同作の主要テーマでもあります。私たちはシーズン14こそが、この愛されるシリーズにアビゲイルが戻りその物語を続けるのに最適なタイミングだと感じました」

20世紀初頭のカナダを舞台に、ホープバレーに移り住んだ主人公、教師であるエリザベスの最初にできた友人として、愛されてきたアビゲイル。2019年に姿を消した際には、遠くに住む母親が病気になったので、その看病に向かったと説明されていた。

こころ呼ぶとき(別題:ホープバレー物語)こころ呼ぶとき(別題:ホープバレー物語)

裏口入学問題によりおよそ2ヵ月間収監され、100時間の社会奉仕活動に努めたロリは、2021年頃から徐々に仕事を再開。『ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~』最終シーズンで2016年に演じた役柄を再演したほか、『オンコール』などにも出演していた。実は、『こころ呼ぶとき』のスピンオフ『When Hope Calls(原題)』にも2021年にアビゲイル役として2話参加。これが復帰後初の仕事だった。さらに2023年には『こころ呼ぶとき』のクリエイターの一人、ブライアン・バードがロリの復帰に関して「前向きな話し合いが行われている」とほのめかしていたことから、今回の朗報を予想していたファンもいるかもしれない。

『こころ呼ぶとき』は、米Hallmark Channelで2026年1月4日(日)にシーズン13が放送スタート。ロリが戻ってくるシーズン14は2027年放送予定だ。

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