©2025「阪神タイガース THE OFFICIAL MOVIE 2025」製作委員会

 登壇者:中野拓夢選手&才木浩人投手(阪神タイガース)

 2025年、球団創設90周年という記念すべき年に、NPB史上最速(2リーグ制となった1950年以降で最速)のリーグ優勝を成し遂げた「阪神タイガース」。そんな今シーズンの軌跡を追った、ドキュメンタリー映画『阪神タイガース THE OFFICIAL MOVIE 2025 ―栄光の虎道(こどう)―』。いったい「阪神タイガース」は、この史上最速の“栄光への道のり”を、どのように駆け抜けたのか――。本作では、試合中継映像のみならず、その舞台裏の映像も交え、藤川監督、そして選手たちがその時、何を想い、どう動いたのか、その真相に迫っていく。本作は11月14日(金)より全国の映画館で公開され、甲子園でのあの熱狂をふたたび味わいたい虎党たちが関西地区を中心に各地の映画館に詰め掛けている!
 先日24日には近本光司選手&森下翔太選手による、公開記念舞台挨拶が甲子園球場の所在地である西宮市にある映画館TOHOシネマズ西宮OSにて行われ大いに盛り上がったが、今回登壇したのは中野拓夢選手と才木浩人投手! 熱い観客からの質問に答える“ティーチイン”も実施された!

 11月29日(土)、兵庫県神戸市にある映画館OSシネマズミント神戸にて行われた、公開記念舞台挨拶に、中野拓夢選手と才木浩人投手が登壇した。

 今シーズンは3年連続全試合出場に加え2年ぶり二度目のゴールデングラブ賞を獲得、来シーズンは背番号「7」で挑むことが発表され更なる活躍が期待される中野拓夢選手と、今年も安定感抜群のピッチングでタイガースの先発ローテーションの柱としてフル回転、2年連続の2桁勝利、そして自身初のタイトル・最優秀防御率にも輝いた才木浩人投手。

 大きな拍手に迎えられて中野選手と才木投手が登場し、優勝パレードをはじめ、イベント続きの中野選手は「だいぶ疲れてますね」と本音を明かしつつ、「こんなに近い距離で皆さんにお会いできるので、楽しみにしてきました」、才木投手は「映画館で舞台挨拶させてもらうことはあまりないので、楽しみにしてました」と言い、「観てもらったら分かると思いますが、服装の温度差がすごいと思います。綺麗目の服装で来てくださいと言われたので、綺麗なパーカーで来ました(笑)」と場内を沸かせました。

 2人のタオルが掲げられ、応援上映の熱気が残る場内の雰囲気について中野選手は「甲子園でも掲げていただいてるんですが、この距離感でタオルを見ることがないので気持ちいいですね」、才木投手も場内を見渡しながら、「まさか、この2人以外のタオルあります?」と観客に問いかけると、中野選手が「あるあるある! 近本光司!」と近本選手のタオルを掲げる観客を発見する場面も。

 今シーズンの阪神タイガースの道のりが映画化されると聞いて中野選手は「優勝した時に映画を作っていただくのは、振り返ることもできるので有難いと思ってます」と感想を述べ、才木投手は「グラウンド以外の裏側を見てもらえるので、普段僕たちがどういう気持ちでプレーしているのか、どういう準備をしているのか見てもらえるいい機会だと思います」と裏側を見てもらうことの貴重さを語った。

 また、ここは入ってるんじゃないか……と思ったシーンを聞かれると、中野選手は「あんまりそんなプレーしてないので入ってないんじゃないですか」と謙遜。MCから「中野選手のファインプレー集みたいなシーンがあった」と聞かされ、「そういうプレーを出してもらえるのは有難いので、もっと出られるように頑張りたいと思います」と抱負を語り、才木投手は「完封の試合は入ってないと、僕は映ってないですよ」と、笑顔で話すと、MCから入っていることが告げられ、「ありがとうございます」と照れたようにコメント。

 2年ぶりのリーグ優勝について中野選手は「今年は選手会長として2年ぶりの優勝を経験できたので、一昨年の優勝よりも達成感があった」と振り返り、才木投手も「2年前より主軸で投げることができたので、嬉しいですし、これをしっかり継続していきたいです」と抱負を語った。

 優勝が決まった瞬間について中野選手は「前回の優勝した時は、自分がウィニングボールを獲ったので、今回もウィニングボール飛んでこないかな?と思いながら守ってました」と本音を明かし、「一昨年優勝した時は、9回の最初のアウトは僕にフライが飛んできた。今回も近本さんがワンアウト目にフライが飛んできたと言ってたので、そういう繋がりはあるのかな?と思います。やっぱり近本さんは持ってますね(笑)」と言い、センターにボールが飛んだ時は「早くマウンドに行きたかった」と本音を明かし、「二遊間は外野にボールが飛んだら、そっちに行かなきゃいけないので、マウンドに行くのが遅れたら、みんな集まってた」と振り返った。

 ベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞した中野選手は観客からの拍手を受け、「ゴールデングラブ賞は去年も狙ってたけど獲れなかったので、取り返したい気持ちで、チームを助けるような守備をしたいと思ってました。ベストナインには牧という強敵がいるので獲るのはなかなか難しいんですが、牧選手が怪我してくれたので、そのおかげで獲ることができたと思います(笑)」と、ユーモアを交えて話した。

 背番号が「51」から「7」に変更することについて中野選手は「自分の中ではWBCでも7番をつけてましたし、一桁の番号を付けてプレーしたいという気持ちもあったので、来年からは7番をつけてプレーしたいと思います」と決意を新たにする場面も。

 初タイトルを獲得した才木投手は「葛藤しながら1年間投げ切れたという1年だった」と振り返り、最優秀防御率というタイトルについては「シンプルに、一番点を取られないというのが最優秀防御率のタイトルだと思う。中野さんなどバックの守備に助けられているので感謝したいと思います。来年は、獲れるタイトルは全部獲りたいと思ってます」と抱負を語った。

 連覇について中野選手は「あんまり連覇って言わないほうが……。岡田さんが優勝を“アレ”と言ってたように、あんまり言葉を使わないほうが意識しないと思うので、あまり連覇、連覇と言わないようにお願いします」と観客にお願いする場面も。

 それを受けてMCが「アレがかかる1年ですが……」と才木投手に問いかけると、才木投手は「どれですか?」ととぼけながらも、「普段通りやればいいと思うので、今年のように皆で打って守ってという野球ができれば大丈夫だと思います。僕らが中心となって、怪我なく1年いければ。ファンの方の声援が必要だと思うので、皆さんよろしくお願いいたします」と観客に語りかけた。

 開幕投手について才木投手は「任せられたらすごく有難いですが、大事なのは1年間投げきることなので、最初よりも最後までできるように意識したいと思います」と抱負を語った。

 そして、観客とのQ&Aへ。「一番印象に残ってる試合は?」という質問に才木投手は「オールスター明け、後半戦スタートのDeNA戦の完封です」、中野選手は「リーグ優勝の試合」と、それぞれ印象的な試合をあげていた。

 小学6年生からの「オフはどのように過ごしたいですか?」という質問に中野選手は「1年間、奥さんに支えてもらったので感謝を伝えて、自分へのご褒美で何か物を買いたいです」と話し、才木投手への「オフはどんな食べ物を食べたいですか?」という質問に才木投手は「いい変化球きましたね」と笑顔を見せ、「お寿司食べたいですね」と返し、「鯛が好き」という質問者に、「僕はサーモンが好きですね」と返した。

 さらに才木投手のユニホームを着た方からの「才木投手がホームランを打つには?」という質問に中野選手は「自分、ホームランはゼロなんですが(笑)」と苦笑いしながらも、「もうちょっとパワーをつけてもらって。打席でへっぴり腰なので、腰をいれてもらって。今年は打撃の期待が上がったので、来年は打ってくれると思います」とアドバイスすると、笑いながら聞いていた才木投手は「今年は兆しが見えたので、来年は一発かましたいと思います」と抱負を語った。

 最後に、中野選手が「来年から背番号7で新たなスタートをきります。今年同様、チームのために自分ができることを精一杯やって、チームの勝利に貢献できるように来シーズンも頑張っていきます」、才木投手が「今年一年、温かいご声援をありがとうございました。また来年もチームの中心となって、今年以上に安心して見てもらえるようなピッチングをしたいと思っているので、来年もよろしくお願いします」と締めくくり、舞台挨拶は終了した。

公開表記

 配給:TOHO NEXT
 映画館で【熱狂、ふたたび!】大ヒット公開中!

(オフィシャル素材提供)

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