
12月2日の東京株式市場はほぼ横ばいだった。日経平均株価は、前営業日比円17銭高の4万9303円45銭でこの日の取引を終えた。前日急落したこともあり、朝方から自律反発狙いの買いが入り、一時333円51銭高の4万9636円79銭まで買われる場面があったものの、買いが続かず後場に入ってマイナスに転じる場面もあった。月初の受給悪化を指摘する声もあったという。
【主要指数】
・日経225: 49,303.45(+0.17)
・TOPIX: 3,341.06(+2.73)
・ドル/円: 155.77(+0.28)
・ダウ: 47,289.33(-427.09)
・ナスダック: 23,275.92(-89.76)
・SOX: 7,020.53(-4.62)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は24銘柄(25%)、下落は68銘柄(70%)、変わらずは5銘柄(5%)で、売り優勢だった。全体相場の下落に加えて、日中関係の悪化などが重しとなっており、積極的に物色する動きに乏しく、需給に関係した個別材料株に短期資金が向かった模様だ。
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(SEH&I)<9478>が大幅反発。前日12月1日に発行済株式総数の1.91%に当たる30万株、1億円を上限とした自社株買いを実施すると発表したことが材料視された。

他方、ガーラ<4777>が朝方から急騰し、一時ストップ高まで買われたものの、買い一巡後は伸び悩んだ。前日12月1日に連結子会社Gala LabがWemade Connectの株式を取得し、戦略的連携を強化すると発表したことが材料視された。ここ最近活況だったLink-U<4446>は利食い売りに押された。

大手ゲーム関連を見ると、ソニーG<6758>、コナミG<9766>、コーエーテクモHD<3635>が高く、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>が安い。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、日本一ソフト<3851>、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が高く、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、トーセ<4728>、エヌジェイHD<9421>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、フリュー<6238>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、ブシロード<7803>が安い。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。




