掲載日

2025年12月2日

LVMHグループの会長兼CEOであるベルナール・アルノーの下で30年以上にわたり共に働いてきたシドニー・トレダノが、経営執行の職務を辞任することを決断しました。

ピエトロ・ベッカリピエトロ・ベッカリ – Photo Credits: Stéphane Feugère

後任にはピエトロ・ベッカリが就任し、ルイ・ヴィトンの会長兼CEOとしての責務に加え、LVMHファッション・グループの会長兼CEOも兼務します。

ルイ・ヴィトンの現副CEOであるダミアン・ベルトランは、LVMHの執行委員会のメンバーとなります。

ベルナール・アルノーは、「シドニー・トレダノは30年以上にわたり私のそばにいて、あらゆる状況において、決断力、才能、そして忠誠心をもって常に支えてくれました。彼は今後も私の特別顧問であり続けます。ディオールとルイ・ヴィトンを率いた充実した10年を経て、ピエトロ・ベッカリがその経験をLVMHファッション・グループ傘下のメゾンにも活かしてくれることを大変嬉しく思います。ピエトロは偉大なリーダーであり、無尽蔵のエネルギーを備えた稀有な才能の持ち主です。彼はメゾンの未来に備えるため、優秀な人材を見出し、周囲に集め、育成する術に長けています。ルイ・ヴィトンを率いる彼は、ここ数カ月にわたり大きな貢献を果たしてきたダミアン・ベルトランを、これまで以上に頼りにできるでしょう。ダミアンは今回、グループの執行委員会に加わりました」。

これらの人事は、シドニー・トレダノとピエトロ・ベッカリによる移行期間を経て、2026年1月1日付で発効します。

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